「ちいさな魔女リトラ (日本傑作絵本シリーズ)」広野 多珂子
お母さん思いの少年をあざ笑うかのように難癖をつけたり、難題を出したりする魔女リトラ。誰かにいじわるしたくなる気持ちってどこかにあるんだろうなあ。困っている姿を見ておもしろいと大笑いするリトラ。薬を作ってくれるかどうか心配にもなろうというもの。なんだかんだありましたが、できた薬を飲むとお母さんの熱はさがりました。ちょうど治るタイミングだったのかもしれませんが、ちゃんと薬を作ってくれたのだと思いたい。治って喜んで抱き合う親子の姿を見るとこちらまで嬉しくなってきました。素直に全身で喜びを表現できるって素晴らしい。