「さとりをひらいた犬 ほんとうの自分に出会う物語」刀根 健 | ひめぴょんのブログ

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岩国在住です。ここでの生活の中での楽しみをご紹介できたらと思っています。せっかくなので、行こうと計画中のイベント情報などもupすることにしてみました。

「さとりをひらいた犬 ほんとうの自分に出会う物語」刀根 健、SB creative、2021年発行

著者は1966年千葉県出身でカウンセラー。ご自身がガンサバイバーということも影響があるのかもしれない。最後は禅問答のようなやりとり。ジョンと一緒に考えることで同じような境地を体験できる気がしました。「自分で考え、自分で選択する」ことが自分を生きることになる。その考える根に魂の声を意識する。じわっと心に効いてくる本。おすすめです。以下は文中引用とミニ感想です。

「飼われる」ために生まれてきたんじゃない。俺たちの本質は「自由だ」。

“ほんとうの私を生きている”ということができるか?

余計な知恵をつければつけるほど、不幸になっちまう。

自由は自分で何とかするしかない厳しさもある。

食物連鎖のつながりの中でつながっていないのは、人間だけ。→そういえば、人間は食べられるということがない。

食べたものと一緒になって、いのちが続いていく。

生きるということはいのちに対して責任を果たすということなのもかもしれない。

肉体、自我(エゴ)、魂の3つが一つに合わさっている存在なのに、魂を忘れてしまっている。

魂の声を聴こえなくするものの一つが“恐怖”。恐れとは自分が創り出す幻想。→そういえば、恐怖という感覚をあまり感じなくなりました。

自分の選択を信じる。

この世界の存在するものすべては、生まれ、変化し、そして消滅していく。

闘いにおいては“無”になれる者が最強。戦いにおいて思考と感情は邪魔になる。→確かに、思考と感情は瞬間的な判断を鈍らせたり、直感を妨げたりする。

苦しみとは目の前に展開する世界に対する抵抗が創り出す。

ほんとうの強さとは、自分が弱い存在だと知っていること。光と影、その両方が合わさった存在が自分だと知ること。

生きているだけでいい。→皆にそう思って欲しい。

物事には偶然はなく、すべてが必然。→これもよく聞きますが、要するに無駄はない、意味はある と考えることで、ちょっぴり何かが変わる気がします。

全ての攻撃は愛してほしいという心の声。

ほんとうに大事なことは“どう生きたか?”。

3つの生きる価値「創造」「体験」「態度」。→ちょっと分かりにくい。

“恐怖”“不安”と対決し、乗り越える力は“愛”。愛こそが最強。→そうかもしれない。

他者を傷つけるということは自分を傷つけることと同じ。→この物語を読むと分かる気がしました。

エゴの声は不安や恐れ、怒りや執着、優越感や劣等感にしがみつく。

ほんとうに大切なことは、言葉を超えている。自らの体験で知るしかない。→言葉ではなく、実感として「分かる」のが大事。

抵抗せず、判断せず、執着せず、ただひたすら、ありのまま、自らの心を観照しつづける。

ほんとうの自由とは自分からの自由。

“さとり”とは“私はいないと知る”こと。→住職さんがよく言う 自分をなくす というのに似ています。