南風成香緒です。
へんなのでてきた。
のつづき
両手いっぱいに、内臓レバーみたいなピンク色のかたまりがでてきた。
体から出したので、生暖かい。
イメージです。
よく見ると、ちっさい目がついてる。こんな感じ😠
怒ってらっしゃる。と、思ったら、泣き出した。
内臓みたいなのが、泣いている。
話しかけてみたけど、無言。(イメージ)
ひたすら話しかけてみるけど、無言で泣いてらっしゃる。だんだん、色が変わってきて、茶色くなって、柔らかかったのが引き締まって、小さく硬くなってきた。と、思ったら、まっくろくろすけになった。
それでも話しかけてたら、あっかんべー👅って、
ペーッペッペッペ、ビロビロべー!って、舌を出しまくって、反抗的。口をきかない。
ひたすら話しかけてたら、パチンっと爆ぜて
黒い液体になった。
黒い液体は、透明になり、次第に黄色くなり、
また丸いゴムボールみたいになった。
目もついてる。相変わらずあっかんべー👅のまま、ベロベロして、手の上。
それでは、胸に戻しましょう
胸に戻そうとすると、弾力があって、からだの中に入っていかない。
入らなかったら言ってー、とかずちゃん
入った。戻した黄色いまん丸は、カエルのおたまじくしみたいに、手が生えて、舌をベロベロべーっとしながら、胸の中でぐるぐる回っている。
まったく言うことを聞かない感じだけど、ご機嫌は治ったらしく、笑顔でベロベロしてる。
ピンクになったり、黄色くなったり、大きくなったり小さくなったりを繰り返している。
いまは、びよんびよんしながらも元気にぐるぐる転げ回っている。胸の中で。(イメージ)
話は戻るけど、胸に入らなかったら言ってー、と言っていたかずちゃん。入らなかったらどうするつもりだったのか、聞くの忘れた。今度聞いてみよう。
わたしはといえば、胸からレバーを取り出して、話しかける一連のワーク中、ずーっと泣いていた。悲しいというより、ただ涙が溢れる。
体が喜んでる感じ。
置き去りにしていたひとつひとつの些細な気持ちは、オリのように少しづつ溜まり、大きなレバーみたいになっていた。そんな気持ちを自分がわかってあげられたことが嬉しかったのかも。
弱い自分をさらけ出し、本音を差し出す。
一生懸命やって、怒られて、悲しい気持ちを差し出すのは、超恥ずかしいけれど、それこそがバンジー、それを実行して、どんなことを感じるか、そこをみてみるミッションをいただき、カウンセリング終了。
胸に黄色いまっくろくろすけを連れて、家路についた。ゴールデンウィーク5月3日のこと。
そして、次の日、ついに長年握ってきた、小さい頃に決めた、見当違いなわたしの前提があきらかになった。握りしめて、握っていたことさえ、忘れていたそれに、やっとたどり着いた。
つづく
南風成香緒