砂の王国 | 本日もしらたま日和

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冴えない人妻(無職)の冴えない日常を殴り書いています。

こんばんは


ようこそ、いらっしゃいました。





え?


こういうのは初めて?




そうだろうなと思いました。







全く信じてない?





確かに確かに、無理もありません。







何か、お悩みがあるようだ。





仕事関係…ではないですよね?






なぜ分かったのかって?




見えるんですよ、私には。




そう、ゆっくりと

ぼんやりと…ですがね。













昔、ここで書いたことがありますが





超能力が無くても



ちょっとした「透視」なら


練習すれば誰にでも出来てしまう方法があります。







それが、コールドリーディングという手法。






自分でも気づかないようなサイン(目の小さな動き)や




冷静になって考えれば誰にでも当てはまることを言ったり



絶対に外れない予言…などなど



占い師が、よく使うとされるテクニックです。





以前、心理学関連の本でコールドリーディングのことを知って



とても面白く興味深いなあと思いました。




一度知ってしまうと




占いに行ってきたという友達に聞いた話が




面白いくらい、法則に当てはまるんですね。




まあ、中には本当に何か見える人もいるのかもしれないし


そういう、特別な力を本当に持っている人がいたほうが面白いなあとは、思いますが。








そして



もう一つの興味深いテーマ



『宗教』





家の墓は仏教式で



神社や寺にお参りもするし



クリスマスにはケーキ食べたりもしますが




基本的に私は無宗教。

(ツチノコ教団以外ね。笑)







宇宙については勝手な妄想をしてるし



進化論も

対するID説(インテリジェントデザイン説、だったかな。生物は進化したのではなく、想像主として偉大な知性が存在するという説。明言はされてないけど、おそらくキリスト教の世界観を肯定する説らしい。)もなかなか面白いし完全に否定できないなとは思っておりますが



とりあえず




信心の深さ(お布施等ひっくるめて)で


待遇を変えるような神は



本当の意味での神じゃなくね?と思ってます。





宗教全部を否定する気持ちは無いし




むしろ世界的に見れば、無宗教のほうが『異常』らしいし




信じる神がいるほうが



生き易いんだろうなとも思うし




良いこともいっぱいあるんだと思う。





ただ、何を信じて崇拝するのも個人の自由なわけだから


無宗教も、ツチノコ教も尊重していただいて


無理やり押し付けるのだけはやめてください と思います(~_~;)





宗教がらみの悲しいイザコザを数件



近くで見たことあるので



正直なとこ、あんまり良いイメージは無いのですが

(主に、大昔からあるようなやつ以外のことね!)


直接関わらない距離からならば



そのカリスマ性だとか集団心理諸々を

観察するには


興味深い対象であると思います。









私の大好きな荻原浩さんの新作は


上記を盛り込んだ大作!



photo:01




『砂の王国』上、下

講談社文庫

(画像は下巻です。)






大手証券会社をクビになり

転職にも失敗して



妻に逃げられた山崎。



ネットカフェに泊まる金も尽き


ついに路上生活を始めます。




そこで出会った

売れない辻占い師


ギャンブル好きで

目先の金のことしか頭に無いのが玉にきずだが


彼はコールドリーディングの天才だった。




さらに


なぜか人を惹きつける不思議な雰囲気を持った超絶イケメンホームレスの若者、ナカムラ。




山崎は

運良く手に入れた金を元手に




ナカムラを教祖に仕立てあげて


辻占い師の龍斎と三人で


新興宗教ビジネスを始めることを思いつくが…





というお話。




コールドリーディングや、ホットリーディングを知らない人には


是非ともオススメします!笑




占い好きな人もね!





上下巻ともかなり分厚くて


値段にするとそれぞれ800円を越すというボリュームなんですが



あっという間に読めますよん(^ ^)




終わり方には賛否両論あるそうですが



私は



荻原さんらしい終わり方だと思いました。



とても、面白かったです!