がんの闘病記は「がん備忘録」で、がんについての情報などは「がん治療」のタグでご覧ください。

 

 

 

 

 

先週末から関東地方では冬のような寒さが一気にやってきました。

さらに天気もあまり良くありませんでした。

このブログにはもう何十回と書いていますが、気温と気圧が下がり湿度が上がると、放射線をあてた首のあたりが特に痛みます。

もう治療が終わってから六年経過しています。

それでも痛みます。

確かに終わったばかりのころと比べると、痛みはかなり軽くなっていますが。

両耳の下からうなじにかけて、引っ張られるような、重しを付けられたような痛みがあります。

オノマトペを使うなら、ゴリゴリした痛さです。

このブログを何回もお読みの方には「またか」という話題かもしれませんが、初めてお読みの方もいると思うので、改めて書きます。

放射線治療というのは、放射線を使ってがん細胞を焼き殺していく治療です。

しかしながら今の医療では、がん細胞だけを焼き殺すことはできません。

周りの健全な細胞も焼いてしまいます。

私の頭部から頸部にかけては、見えない火傷の痕がたくさんあるわけです。

その傷跡が、気温や気圧が低い日、湿度が高い日に痛みが増します。

そのために夏よりも冬の方が痛いんです。

首が痛い以外の放射線治療の後遺症としては、常にのどが痛い、唾液がほとんど出ない、飲み込むときに痛いなどです。

これも何回も書いていますが「がんは治療が終わってから、本当の治療が始まる」と言われています。

良くなるかどうかもわからない後遺症との闘いです。

闘いという言葉が適切かどうか、わかりませんが。

それでもこれからも「がんに負けない」をモットーにいきます(行きます・生きます)。