がんの闘病記は「がん備忘録」で、がんについての情報などは「がん治療」のタグでご覧ください。

 

 

 

 


がん啓発イベントが開催されます。

下記には私もスタッフとして参加しています。

10月28日(土)11:30~17:30 千葉県立柏の葉公園 コミュニティー体育館

 

もう終了したところもありますが、上記以外の開催は下記HPをご覧ください。

 

ネタバレを一部含んでいますので、ご注意ください。

 

 

 

 

 

今年話題になっていた映画の「エゴイスト」を、ようやく見ました。

劇場ではなく、円盤でです。

これは何回か書いているのですが、NGシーンやディレクターズカット集がないのが、流行りなのでしょうか。

居酒屋のトークシーンは25分くらいカメラを回していたと監督が言っていたので、使われなかった居酒屋トークなどを見たかったです。

 

内容は、BLを差別するわけでもなく下に見るつもりもありませんが、BLとリアルなセクシャルマイノリティーを扱った作品の差を感じました。

もう一回書きますが、BLを差別するわけでもなく下に見るつもりもありませんが、BLはファンタジーなんです。

「彼女の好きなものはホモであって僕ではない」「きのう何食べた?」「弟の夫」、昔だったら「20歳の微熱」などありましたが、現実のセクシャルマイノリティーについて扱っている作品は、見ていると背筋がピンとなる感じです。

 

内容に関しては「良かった」という声と「微妙だった」という声が上がっているのを知っています。

確かに「良かったな」と思うシーンもたくさんありましたが、正直「ここは微妙だな」と思うシーンもありました。

推測しろということだと思うのですが、浩輔が地元でどのような幼少期を過ごしていたのか、父親との葛藤も見たかったです。

また龍太は浩輔からあれだけバイト代をもらっているんだから、昼夜問わず働く必要があったのだろうかという疑問もありました。

 

映像特典で監督とメイン演者の鈴木亮平と宮沢氷魚のトークがありました。

そこでセクシャルマイノリティーや同性婚について語っています。

もし同性婚が認められていれば、浩輔と龍太とはこうならなかったのではないかなどの話が出ています。

龍太のお母さんが入院しているとき、浩輔が「家族ですか?」と聞かれるシーンがあります。

そこで「はい」と答えられたはずです。

また「セクシャルマイノリティーは、場面によって自分を演じ分けている」という話題が出ました。

会社でカミングアウトしていない人は、セクシャルマイノリティーのジャンルを問わず、ヘテロセクシャルでシスジェンダーであるということを演じているわけです。

私は今の会社でがんサバイバーであるということをカミングアウトしていません。

健常者を演じているわけです。

その一言は刺さるものがありました。

劇場に見に行った人も多数いるとは思いますが、円盤の映像特典のこの辺りを語り合っているところを、是非聞いていただきたいです。

その為には購入する必要があるのですが、購入しても全く損はないと思います。

 

まだ原作を読んでいないので、これから時間を見つけて原作も読もうと思います。