がんの闘病記は「がん備忘録」で、がんについての情報などは「がん治療」のタグでご覧ください。

 

 

 

 

今から5年前の、髪の毛が戻ってきた頃のことを書こうと思います。

 

 

上記にも書きましたが、完全復活したときの話です。

がんの治療終了から半年以上が経過した、2018年4月ごろのことです。

 

放射線治療の影響で、後頭部のなかなか生えてこなかったが、後頭部にも髪の毛が戻り、完全復活した。

ところが生え変わった髪の毛は、天然パーマのようにカールしている。

私はもともと天然パーマで、緩いウエーブがかかっている。

雨の日などの湿気が多い日は、髪の毛がクリンとなってしまうことが多々ある。

しかし今はウエーブなんてかわいいものではない。

完全にカールしている。

もう大泉洋以上にカールしている。

鏡の中の自分の頭髪は、無秩序にカールしている。

風呂上がりにきちんとセットしても、乾くとクリンクリンになる。

ブラシが効かない。

家にいるときはいいけど、外出時はしょっちゅうトイレに行き、髪の毛を濡らして少しでも伸ばす努力をした。

もしかしたら相当固めることができるスプレーかワックスだったら、髪の毛を固めることができたかもしれなかったが、そこまではしなかった。

 

6月ぐらいになり、全体的に髪の毛が長くなってくると、カールがウエーブくらいになった。

さらにその2か月後の8月に、1年2か月ぶりに髪の毛を切った。

この頃には完全に味覚も元に戻っていた。

しかし唾液がほとんど出ない、のどや首が痛い、刺激物が食べられないなどの副作用は、まだまだ継続中だった。

 

髪の毛が生えてきたところか、味覚が戻ったところでがん備忘録を終わりにしようと思っていました。

備忘録は一旦終わりにしようと思います。

書き終わるまで4年近くかかりました。

現在でも唾液が出にくい、のどや首が痛い、刺激物は食べられないなどの副作用は、5年前に比べればだいぶ軽くなりましたが、まだまだ続いています。

これからもこのブログで、治療後の経過などは定期的に載せていきます。

上咽頭がんという、統計によって幅はありますが、年間罹患者が1000人よりも少ないがんに罹患した人の、少しでもお役に立てれば幸いです。