先日「私はまだ生きている」という文を書きました。

単語の説明は次回にとしていたので、今回解説していこうと思います。

「生きている」という表現は他にもあるのですが、個人的に気に入っている表現にしています。

 

ยังมีชีวิตอยู่!

 

タイ語は主語を省略してあります。

省略しないのであれば、主語は男性は「ผม」、女性は「ดิฉัน」になります。

ยัง:まだ

มี:(この世に)存在する、持っている

ชีวิต:命、生活、一生

มีชีวิต」で生きている

อยู่:いる、住む、(文章の後ろについて)~している

直訳すると「まだ命が存在している」

 

ما زلت على قيد الحياة!

 

ما:(疑問詞)何(英語のwhat)、(否定を表わし)~でない

زلت:(動詞「زال」の一人称単数完了形)なくなる、(否定する言葉と一緒に使い)まだ~している

على:(前置詞)~の上に(英語のon、over)

قيد:束縛、条件、登録

على قيد」で~の範囲で

ال:定冠詞、英語のthe、英語などと違い形容詞にもつく、後ろの単語と続けて書かれる、ここでは英語のofに近い用法

حياة:命、生活、一生

直訳すると「まだ命の範囲にいる」

 

Je suis encore en vie!

 

je:私(主語に使う、英語の「I」)

suis:(「être」の直接法現在形一人称単数)~である(英語のbe動詞)

encore:まだ、再び

en:~に、~の中に(英語のinに近い意味)

vie:命、生活、一生

直訳すると「まだ命の中にいる」

余談ですがコンサートなどのアンコールはフランス語の「encore」が元になってますが、フランス語でアンコールは「rappel」か「bis」と言います。

 

ここから先は余談です。

「まだ」をを入れないで「私は生きている」という文を作る場合、タイ語とフランス語はそれぞれ「まだ」にあたる「ยัง」と「encore」を除きます。

アラビア語も「まだ」にあたる「ما زلت」を除きます。

アラビア語では動詞の活用に、「私」「あなた」「彼」などの人称が含まれてるため、通常は書きません。

しかし動詞をなくしてしまうと、主語が誰かわからなくなるので主語を書く必要があります。

「私は」の場合は「أنا」。

「私は生きている」は以下のようになります。

タイ語は主語を省略可能ですが、省略しない場合は男性は「ผม」、女性は「ดิฉัน」を語頭に入れてください。

 

มีชีวิตอยู่!

 

أنا على قيد الحياة!

 

Je suis en vie!