昨日7月27日は「世界頭頸部がんの日」でした。
昨日も書いたのですが、頭頸部がんというがんがあるのではなく、頭部や頸部にできるがんのことをまとめて「頭頸部がん」と呼んでいます。
英語の「head and neck cancer」の訳です。
久しぶりに外国語ネタを書こうと思います。
フランス語は「cancer de la tête et du cou」です。
cancer:がん
de:前置詞、英語のfromまたはof
la:定冠詞(女性名詞単数形)、英語のthe
tête:頭
et:~と、英語のand
du:前置詞「de」と男性名詞単数の定冠詞「le」を合わせもの
cou:首
英語と同じですね。
ちなみにフランス語でのどは「gorge」。
アラビア語は「سرطان الرأس والعنق」です。
سرطان:がん
ال:定冠詞、英語のthe
رأس:頭
و:~と、英語のthe
عنق:首
アラビア語では首は一般的には「رقبة」が多く使われているみたいです。
「عنق」は医学書に多く使われています。
詳しいニュアンスまではわかりませんが、日本語でいう首と頸部のように普段使う言葉と、専門的なものを表わすときに使う言葉の差なのかもしれません。
ちなみにアラビア語でのどは「حلق」。
タイ語は「มะเร็งของศีรษะและลำคอ」です。
มะเร็ง:がん
ของ:~の、英語のof、省略可能、そのためがんを表わす場合は省略されていることが多い
ศีรษะ:頭
และ:~と、英語のand
ลำคอ:のど
また「ลำคอ」ではなく、首やのどを表わす「คอ」が使われることも多いです。
「คอ」はのどや首の部分を表わす単語ですが、のどだけを表わしたい場合は管を表わす「ลำ」をつけて「ลำคอ」にします。
タイ語では頭は一般的に「หัว」が使われることが多いです。
詳しいニュアンスはわかりませんが「หัว」のほうがより口語的な感じがします。
何回か書いていますが、こうやっていろいろと調べることも外国語学習の楽しみの一つです。