タイトルから下ネタ的なことを思ったかたがいたら、残念ながらエロネタではありません。

だからといって、じゃあ読まないとこのブログから離れないでください。

 

今回は形容詞のお話です。

形容詞とは「美しい」「良い」など、単独で用いたり、名詞を修飾する語のことです。

例えば「白い花」は「白い」が形容詞で「花」が名詞です。

英語にするとwhite flower、「flower」は花、「white」は名詞で「白」でもありますが、「白い」という形容詞でもあります。

中国語は勉強したことはないのですが、中学の頃の漢文の知識からすると「白花」になると思います。

「白」を表す言葉(形容詞)は「花」を表す言葉(名詞)の前に来ています。

日本語も英語も中国語も、形容詞は修飾する名詞の前に置かれます。

コイツ、何当たり前のことを書いているんだよと思われた方もいるかもしれません。

ところが世界にはこれが当てはまらない場合が多いです。

 

タイ語で白いはขาว、花はดอกไม้

白い花はดอกไม้ขาว

タイ語では形容詞は後ろから修飾します。

 

アラビア語で白いはبيضاء(女性形)、花はزهرة

白い花はزهرة بيضاء

アラビア語でも形容詞は後ろから修飾します。

しつこいくらい何回も書きますが、アラビア語は右から左に書いていきます。

なので左が後ろです。

 

フランス語で白いはblanche(女性形)、花はfleur

白い花はfleur blanche

フランス語でも形容詞は、通常は後ろから修飾します。

ところがフランス語にはbon(良い)、petit(小さい)、beau(美しい)のように前から修飾する形容詞があります。

そしてこれらの形容詞は後ろから修飾する場合もあります。

前から修飾したときと後ろから修飾したときでは、意味が変わるものがあります。

この話はまた後日。

 

世界的にみると、形容詞というのは必ずしも名詞を前から修飾するというわけではないということです。