8月最後の水曜日、予定であれば今日は通院で最後の抗がん剤の日だ。

駅を降りバスターミナルに向かうと、いつもよりも長い列。

ほとんどが高校生で、スポーツバッグを持っている。

がんセンターに着くまで、バスはいくつかスポーツ施設を経由する。

おそらく大会か何かがあるのだろう。

これだけで気が滅入る。

10分以上待ってようやくバスが来たが、乗れない。

その後またしばらくバスを待つ。

駅に着いてからすでに30分以上が経過している。

朝の渋滞のせいもあるのだろう。

事故渋滞でバスが遅れているというアナウンスも流れる。

ようやくバスが来る。

いつもだったらこの混み具合であれば、次を待つ。

しかし次のバスもいつ来るかわからない。

仕方がないのでぎゅうぎゅう詰めのバスに乗った。

ただでさえ体が弱っているので、正直この混み方はきつい。

スポーツ施設は終点近くにあるので、ほぼ終点までバスが空かない。

病院は終点である。

事故渋滞でノロノロ運転のぎゅうぎゅう詰めのバス。

2か月通ったが、今日が一番時間がかかったかもしれない。

そして一番きつかったかもしれない。

ヘトヘトになって病院へ着く。

 

受付を済ませ、採血室へ。

ほかの人も事故渋滞に巻き込まれたのか、あまり待ち人がいなかったので、採血は比較的早く済んだ。

採尿も済ませ、結果が出るまで約2時間。

今日が通院での最後の抗がん剤になるのか、それとも一旦インターバルをあけることになるのか。

どっちでもいいから早く横になりたいと思いながら、頭頸科の受付の前のソファに座っている。

 

とうとう朝の渋滞ネタで1投稿してしまいました。

それくらい病院に行くときの朝のバスは混んでいました。