昨日はworld cancer dayでした。

日本語では「世界対がんデー」です。

なぜかデーだけはdayと英語です。

しかしもし英語から直接訳したら「世界がんの日」でしょうか。

「対」は英語にはありません。

少し解説しようと思います。

 

タイ語

วันมะเร็งโลก

วัน 日

มะเร็ง がん

โลก 世界

英語をそのまま訳しただけです。

 

アラビア語

اليوم العالمي للسرطان

ال 定冠詞(英語のtheにあたる。アラビア語では定冠詞は名詞だけでなく、修飾する形容詞にも付く。次の単語と続けて書く)

يوم 日

عالمي 世界の(形容詞)→عالم 世界(名詞)

ل 前置詞で英語のfor、to、of、withなどの意味がある。日本語では「~に対して、~の、~のための、~の所有する、~に属する」などの意味になる。後ろの語と続けて書く。また後ろに定冠詞「ال」が続くと最初の「ا」は脱落する。

سرطان がん

「世界がんに対する日」という感じでしょうか。

 

フランス語

la journée mondiale contre le cancer

la 定冠詞、女性単数形

journée 日

mondiale 世界の(形容詞・女性形)→mondial (男性形)→monde 世界(名詞)

contre 前置詞、~に対抗する、英語のagainst

le 定冠詞、男性単数形

cancer がん

フランス語の日にはjourという単語もあるが、jourは「日」という単位や一日そのものや昼、journéeはずーっと続いている時間の中である地点から始まってある地点で終わりがある日というニュアンスがあるらしいです。

「世界がんに対抗する日」という訳になると思います。

 

日本語の「対がん」は「がんに対する」よりも「がんに対抗する」のほうが合っているような気がするので、フランス語からの訳なのかなと思います。

 

เราจะไม่ยอมแพ้เป็นอันขาด

لن نستسلم أبدًا.

Nous n'abandonnerons jamais.

 

私もこのブログを読んでくださる皆さんもということで、命令形ではなく、「我々」は負けないという意味を込めました。

命令形にした場合は下記のようになります。

二人称複数に対する命令文です。

 

อย่ายอมแพ้เป็นอันขาด

لا تستسلموا أبدا.

N'abandonnez jamais.