反対に外国語になく日本語にある音は何だろうかということも、考えてしまいます。

日本語のラ行の音は、ローマ字にするとrになりますが、世界的に見れば珍しい音になります。

lとrを区別しないのは珍しいと思います。

個人的にはrは巻き舌の言語が多いので、lの発音のほうが日本語のラ行にはあっていると思うのですが。

日本語の「ふ」の音も珍しいそうです。

ローマ字(ヘボン式)にするとfですが、hの音ともfの音とも違います。

あとは「つ」の音もあまりないですね。

中・露・独・伊語などには存在しているのですが、珍しいほうかなと。

 

日本語にあってフランス語にないのは、有名どころではhの音でしょうか。

ただしhを発音しないのはスペインやイタリアなど、ほかのラテン語系の言語もです。

ほかにはチャ行の発音もありません。

フランス語でchは、主にシャの発音になります。

フランス語のjの発音は、日本語のjの発音と違います。

 

アラビア語はpの発音がありません。

bで代用しています。

vの発音もなく、だいたいfで代用します。

フランス語同様チャ行の発音がありません。

シャの音を使うか、最近は無理矢理チャと発音させています。

ガ行の音は日本語とは異なります。

またエジプトではジャ行をガ行で発音する傾向があります。

 

タイ語もvの発音がなく、こちらはwで代用しています。

zの発音もなく、sで代用。

フランス語やアラビア語と逆にシャ行の発音がなく、チャ行で代用。

ただし日本語のチャ行とシャ行の中間よりもチャ行に近い音です。

jの発音がないのですが、時代で代用する音が変わってきているので、面白いなと思っています。

昔はヤ行、最近チャ行(日本語にない音なので、カタカナにするとチャ行になってしまう)。

日本語でカタカナにするとどちらもチャになってしまいますが、二つは違う音です、

ガ行の発音が、日本語で鼻濁音のガになります。

 

ちなみにこの三ヶ国語ともに「つ」の音はありません。

 

外国語を勉強すると「日本語のこの音がないんだ」という発見があり、どの音で代用しているのだろうと調べたり、そこがまた面白いポイントでもあります。