話し上手と呼ばれる人は意識してあるいは無意識のうちにうまく「間」を取り入れている。しかし、その人をおしゃべりとは呼ばないであろう。反対に「旅は道づれ」と言いながら、おしゃべりといっしょの長旅には疲れるという人は少なくないだろう。相手がなんと思おうとわたしゃ知らぬとばかり構えて口を閉じていられる人はいいのだが、心遣いがこまやかであると、とにかくこういう場合、口数が多くなる。
話上手な人は間をあけるという。私も話す時に間をあけた方が良いと思う。理由の一つ目はみんなが間を利用して話し出しやすくなるからである。私と同じ班にRちゃんという人がいる。Rちゃんは話し上手だ。Rちゃんが考え出す話題はおもしろい。盛り上がるし、長続きする。
二つ目の理由は、間を取ることで自分が言っていることが合っているか確認できるからである。だが私はその反対の人を知っている。それは私の数学の教師だ。彼は私の父が働いているT大学のことを
「T大学では意味の分からないことをやってますよね。ハハハハハ。」
と言ったのだ。もちろん私の父がT大で働いていることは知らないだろうが、私はその言葉でひどくショックを受けた。しかしその先生はとても自信満々に言ったのだ。間をあけずに話しているとこういうこともおこると分かった。
確かに間がありすぎてしずかになって、シラけることもある。それならおしゃべりの人と一緒にいた方が良いと思う。だがおしゃべりすぎたら聞いている人の方が、つかれると思う。だから適度な間を開けたほうが良いと思う。

なるほど、なるほど。先生のひとことで傷ついてしまった。でも、先生はきっと謙遜してそうおっしゃったんだと思うよ。