子供の言葉、大人の味覚 -32ページ目

子供の言葉、大人の味覚

なすこんのブログ

言葉の森  柏の葉公園教室、作品より)


子供の言葉、大人の味覚


「ガサゴソ。」
ハムスターがおがくずを集めています。このハムスターは私のハムスターです。名前はパールといいます。なんでこの名前にしたかというと、ハムスターの種類がパールホワイトなのではじめの言葉をむきとってパールにしました。パールは私が前に住んでいた埼玉県のおまつりのくじをやったときに当たって、私の家にやってきました。
「ガサゴソガサゴソ。」
私のパールは夏休みに行った木材店に行ってパールのためにハムスターのめいろをつくりました。しっかりかくれる所もつくってあげました。それから、パールが大好きなトイレットペーパーのしんやパールのお気に入りの私のもうふもおいてあげました。
「できたあ。」
ハムスターのめいろができあがったのでパールにあげてみたら、まるでライオンがえものをとらえたときのようにもうふにとびつきました。それから、めいろのところに三つひまわりのたねを置いてみました。そしたらパールは次々とひまわりのたねを食べていきました。私のパールは食べっぷりがとてもいいのです。でも、私のハムスターはもういません。ガンで私が一年生になる前になくなりました。動物病院に行ってもハムスターはむりだとことわられました。それから、いろいろな動物病院をまわっても、くすりだけしか出せないと言われました。
「コト。」
パールがたおれました。私はなにをしていいかわからなかったので、ひっしにパールの大好きな物をそばに置き、大好きなもうふでくるんであげました。そして、私は次の朝になるまでねました。そして、朝起きたら……。パールを見ると、いままでありがとうといっているようでした。お兄ちゃんもお母さんも分かりませんでした。でも、私にはたしかに聞こえたのです。それから今では家のおはかにおまいりをしています。それから私はパールの大好きだったひまわりのたねを毎年うえています。わたしは決めました。ぜったいにじゅう医師になって、どんな動物も治します。もしたすけられなかったとしても、しずかに見守ってあげたいです。

合格教室のあとに
心にしみました。とてもいい作文です。「私はなにをしていいかわからなかった」のところが臨場感あふれる描写で読み手をぐっと引きつけますね。


言葉の森 作文教室 柏の葉公園教室、作品より)
子供の言葉、大人の味覚


「あと3分で金環日食が見られます。」
大あき先生が言いました。私はだんだんむねがドキドキしてきました。なにしろ178年ぶりの金環日食です。
 私は今朝、私と同じ官舎の友達と学校にむかっていました。その日は雨ではなかったのですが、晴れでもありませんでした。くもりでした。もし、くもで金環日食が見れなかったら、300年待たなくてはなりません。それはどう考えてもムリです。
 学校についたのは7時10分あたりです。いそいでうわばきをはいて5年2組教室に向かいました。教科書をつくえに居れ、給食ぶくろをつくえにかけ、ふで箱をしまい、宿題を出しました。最後にお母さんが買ってくれた新品のしゃこばんを持って5年1組教室にいる私の親友といっしょに校庭に集まりました。
 校庭では学校にいるみんなが集まっていました。しかも先生もいました。まるでありの家族みたいでした。まあ、あたり前でもありますが。
「あと1分。」
大あき先生が言いました。あと一分です。私はしゃこうばんをぎゅっとにぎりました。そして、そろりそろりとしゃこうばんを目のところに持っていきました。見えました!!
すごいです。
「見えた、見えた!」
私は思わずみんなに言ってしまいました。最初は太陽がまん丸でした。でも、時間がたつにつれ、欠けてきて最後は指輪のようになってすごかったです。しかも、うす暗くなってきて、少しこわくなってきました。
 金かん日食はすごかったです。次は部分日食です。楽しみです。

合格教室のあとに
普段使わないような長い長い時間が出てきているのが印象的。記念になるいい作文になったね^^
言葉の森 作文教室 柏の葉公園教室、作品より)


子供の言葉、大人の味覚
「最初はグー。ジャンケンポン!」
これはS先生が言っていた言葉だ。S先生は四年生のときに担任の先生だった。帰りの会のときに
「さようなら。」
と言ってから
「最初はグー。ジャンケンポン!」
とS先生が言い、じゃんけんが終わってから帰ることになっていた。
 S先生はとっても楽しくておもしろい先生だ。なぜかというと、先生はついさっき置いたものをどこにおいたのか忘れてしまうからだ。そんなとき先生はまるで三歩あるいたら忘れてしまうニワトリのようだと私は思った。
 先生は帰りに時間があまったら、
「じゃんけん大会やるぞお。」

「船長さんの命令やろう!」
などと楽しいレクをやった。今の先生だと時間が少しもあまらない。それは先生の話がとても長いからだ一昨年の先生は良かったなあとつい思ってしまう。けれども今の先生にもいいところがある。ダジャレやおやじギャグをよく言う。おやじギャグを言ったあとに先生は
「先生はもう『じぃ』だから許してよ。」
と言い、もっと笑いをとる。先生はこんなことも言ったことがある。算数の時間に、
「算数の世界には意味ワカメというのがってな。分からないところをそのままほうっとくといつのまにか意味ワカメが足にはりついているんだよ。」
などと言った。
 学校は勉強するところではあるが、笑いがないとつまらない。笑いがあることで、絆を深めたり、先生との距離をちぢめられる。学校の先生は勉強だけじゃなく、楽しみも教えてくれる。
「最初はグー。ジャンケンポン!」

合格教室の後に
楽しい雰囲気がよく伝わってくるいい作文だね! 最後の段落が、秀逸!!