5.ライジングバトルの部

予選最後はライジングバトル。

制限時間45分間での勝利数を競い、上位8名選出します。



今回は前半20分、後半25分に分けて行いました。

前半はどんな勝ち方でも1P、

後半はオーバーとバーストは2Pです。

スタジアムはもちろん旧スタンダードタイプ。

 
 
このライジングバトル、ルール上で勝ち上がり方を明確に示しているものの後半25分になっても頑なにアタックを使わないブレーダーが多くいました(笑)。
その中でも、日頃旧スタンダードタイプで大会をおこなっている店舗に行って、アタックを磨き上げている無間さんは後半から快進撃を見せます。


今のG4大会はDBスタンダードタイプで開催されている店舗がほとんどですが、どこに狙いを定めるのか、そして狙った位置に正確に落とす技術力という点ではブレーダーの技量を上げることにつながります。
 
予選通過者
1位 ルーネ父ちゃん 20P
2位 今日の一番(ユウ党) 18P
3位 ていと 17P
4位 メビウス(あおい) 16P
4位 でんでんででんでん(おー)
6位 無間 15P
7位 ルーネ 14P
7位 ムーD
ジャッジ枠 asatoshi
 
決勝トーナメントからは梨オフでは初導入のメタルファイトベイブレード時代の曲者スタジアム、スーパーアタックタイプを使った3on3を行いました。
 
スーパーアタックタイプ、その名の通りアタックタイプが通常より有利になるスタジアムです。
 
とはいえ初見の方は、なんじゃこりゃとしか思わないであろうこのみてくれ。
見て分かるように真ん中がドーム状に盛りあがっていて、その周りには深く溝が彫られています。そのため持久型を使うと、スタジアムの中心には向かうことなく、外周の溝にはまり込んで動かなくなってしまいスタミナを一気に持っていかれます。
 

↑(持久型を回したときの軌道。この状態でお互い回転し続けるためぶつかることはあまりありません。)
 
ここまで聞くと、ただのクソスタジアムだと感じる方が大半だと思います。
実際メタルファイト時代もライト層からは不評でした。
 
しかし、前述の通りこれはアタックがより有利になるスタジアム。
良く見てみるとこの溝に持久型がはまり込んだとき、アタックタイプの動線に入っていることが分かります。
つまり高速で暴れるアタックタイプが持久型に"より"接触しやすくなるということです。
スタジアムアウトを防ぐ3つのフェンスのサイズも通常のスタンダードスタジアムより細く短いため、アタックを使い、上手く軌道を作ることができれば相手を簡単に飛ばすことができます。
 

 
前回のライジングバトルで、予選から決勝までリノママがラバーで無双していたのを受けて、ライジングバトルの決勝トーナメントに非常にふさわしいスタジアムだと思ったので今回初導入してみましたが、今回の予選通過者は持久型でポイントを稼いだブレーダーが多かったため、あまりピンと来ていなかったかも(笑)。
 
一応初見の方のために10分ほど練習時間を設けました。
短時間でスタジアムの構造を理解してそれに適応させるデッキを構築するのは、いつもと違った楽しみかと思います。
・・・検証するベスト8のメンツを横に、当時現役だったメタルファイト勢はスーアタの戦い方について熱弁したくて仕方なかったようです(笑)。
 

↑(ルーネくんがお手本のような飛ばし方を見せてくれたのであげさせていただきます)
 
もちろん飛ばされないように2Dシャーシを使ったジョイントを使うのも戦略としてありますが、このスタジアムでは2Dでさえ飛んでいくときはあっさりと飛んでいきます。
守りに徹するよりも自分から仕掛け、2P取りに行く戦略を立てる方がオーバーフィニッシュが2Pになった現環境では適しています。


メタルファイト時代のスタジアムはバースト版とは違い、スタジアムに覆うようなフェンスの形をしていないため、普段よりも低く構えることができます。低く構えることでアタックは理想の軌道を描きやすくなります。

決勝戦はお互いラバーで仕掛け合う形となりましたがルーネくんが飛ばしきることが出来ずアオイのストレート勝ちで終わりました。
 
優勝 メビウスあおい(わりベイ)
二位 ルーネ
三位 今日の一番(ユウ党)
 

・・・熱弁しすぎましたので、後編へ続きます。