国債への200%投資と並行運用することで、
短期~中期のリターンとリスク低減を同時に実現する」
何を言っているのかわからないかも知れませんね。
株式 20%
REIT 13.3%
債券 66.7%
この比率で3倍のレバレッジをかけて運用するとのこと。
つまり、最終的な投資割合は以下の通りです。
株式 60%
REIT 40%
債券 200%
つまり、言い換えると以下の割合での投資となります。
株式+REIT 100%
債券 200%
ここで株式とREITを一緒にした理由は、
株式とREITには強い正の相関関係があるからです。
理由は簡単で、土地の運用による収益と企業価値による収益は、
インフレや景気などにより似たような動きをするからです。
つまり、どちらもその本質的価値は似た動きをする、
また同一の市場で取引されるため
売買価格も似たような動きになる傾向があります。
では、株式と債券の値動きの性質を見てみましょう。
この図は株式に1万円を投資した場合の30年における投資効率を
シミュレーションしたものです。
真ん中の線が通常シナリオで、上の線は最善シナリオ、
そして、下の線は最悪シナリオです。
株式は値動きは激しいですが、10年以上の長期投資をした場合は
損失リスクは無くなります。
30年後は最悪でも約3倍になっていますね。
つまり、途中で目減りしてもひたすら長期投資をするのであれば、
株式への投資が最も効率が良く、リスクも少ないと言えるでしょう。
では、次に長期債権を見てみましょう。
この図だけではちょっと分かり難いかもしれませんが、
数年程度の期間では最悪シナリオでの損失額は株式より少ないですが、
なかなか利益が出るようにはなりません。
長期投資を考えると株式よりリターンが少なく、リスクは高いと言えます。
では、これに2倍のレバレッジをかけるとどうなるでしょうか?
株式と似ていますが、ややリスクが高いですね。
株式+REIT 100%
債券 200%
投資は自己責任。
リスク管理を徹底して投資を楽しみましょう。
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