上のグラフはマイクロソフトの1998年から数年間における
株価の動きをピックアップしたものです。
典型的な成長株の値動きで、
一気に上がってドーンと下がると言うのが分かり易い。
一方、以下のグラフは近年のマイクロソフトのものです。
同じように急上昇しているように見えますが、
年間の増加率に換算すると成長期に比べると
極めて安定していますね。
僕の基準としては、まだ安定株とは認定できず、
もう少し価格調整が進むのを待っています。
ただ、成長株と安定株の違いを説明するのには、
なかなか良いサンプルだと思うので今回取り上げてみました。
因みに、安定株としては上昇が加速していると思う方には、
以下のグラフを見て欲しい。
これは、年率10%で安定成長している株価が30年でどう動くかを
シミュレートしたものです。
どんどん急上昇しているように見えますが、
上昇率は毎年10%で一定です。
ただ、元の株価自体が毎年高くなっているので
上昇率が上がっているように錯覚するだけ。
だから、安定株がこのような動きをしているからと言って、
必ずしも成長株のように買われ過ぎという訳ではありません。
上昇幅を年率換算すると成長株とはまったく違うことがわかりますね。
そして、成長株は過熱が引く時、必ずドーンと落ちるので、
トレードする際は細心の注意が必要となります。
投資は自己責任。
リスク管理を徹底して投資を楽しみましょう。
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