思考と言うのはプロメテウスの火なんじゃないかと思うことがあります。
これほどパワフルな道具はないし、
これほど誤用による副作用が激しい道具もないんじゃないか?
火なんかよりよっぽどパワフルでよっぽど危険な道具だと思うのです。
思考は言葉によって構築されます。
一つ一つの言葉が認識を捕まえるフック。
ピーターパンにフック船長っていますよね?
片腕がでかいフックになっている船長です。
あのでかいフックが鎖付きで体内から発射されると思って下さい。
これが言葉です。
例えば、楽しいと言う言葉からどんな事を連想しますか?
その人固有の認識なりイメージがあるはずです。
僕の場合も、やはり僕なりの認識があるわけです。
で、さっきのフックの話に戻ると、
僕が「楽しい」と言う言葉を脳内で発すると、
体内から鎖付きのフックが出てきて「楽しい」と言う言葉から連想する
認識なりイメージにガッツリ突き刺さりこちら側にすごい力で引き寄せるわけです。
そして、これが言葉で構築された志向になると、
それぞれがフックで引き寄せられ、一つの構築物のようになる。
フックがどんどん飛んで行って、ひゅーん、ガチッ、ひゅーん、ガチッて、
それはもう言葉を発する度、考える度にすごい影響を世界に与えていいきます。
見えない世界では・・・。
これだけすごいことが見えない世界で起きているんだけど、
現実の世界に見えない世界の状態が反映されるまでには時間がかかります。
なので、ついさっきまで「楽しい」事を考えていたのに、
次の瞬間には「悲しい」事を考えていたら現実が変わる前に影響力そのものが
無効化されてしまう。
勿論、物事を実現させる要素ってこれだけじゃないです。
現実世界で何かを実現させようとすれば、
そこでのルールに則る必要があります。
ただ、それ以前に思考がぶれていると全然ダメだということです。
そして、僕としては思考や言葉のパワーを実感するには
この「ひゅーん、ガチッ」ってイメージはかなりお勧めだったりします。
良かったら試してみて下さい。
学びの冒険者 原口直敏