例えば、英語を学ぶとします。
学ぶスキルとしてとりあえず4つを例として使います。
1)リスンニング
2)スピーキング
3)リーディング
4)ライティング
他にもボキャブラリーとか文法とかありますが、今回は端折ります。
では、これらのスキルを磨くのに最低限必要なものは何でしょう?
1)リスンニング → CD、MP3
2)スピーキング → 英語を話しても許される環境
3)リーディング → 洋書、英字新聞
4)ライティング → 英語を書くための紙と環境
大雑把に言うと、こんな感じですね。
英語を学ぶ時に一番効果的なのはこれら4技能をバランスよく訓練する事。
ここまではOKですね?
従って、時間がたっぷりある学生さんとか、
定期的に教室に通える社会人とか、
毎日、家で充分な勉強時間を確保する覚悟のある社会人なんかは
これらをバランスよく学んで行けば良いでしょう。
しかし・・・
理想的な時間が確保できず隙間時間を使って勉強しようとしている社会人は
こんなことを考えてはいけません。
もう一度、先ほどのリストを示します。
1)リスンニング → CD、MP3
2)スピーキング → 英語を話しても許される環境
3)リーディング → 洋書、英字新聞
4)ライティング → 英語を書くための紙と環境
まず、満員の通勤電車の中で立ったまま出来るものは何でしょう?
体力が無い人は1)だけです。
2)は周りに迷惑をかけてしまうので無理。
3)は体力があれば出来る。
4)は流石に厳しいでしょう。
逆に、道を一人で歩いている時は、恥ずかしささえ克服すれば
2)の一環で一人スピーチや独り言なんかは出来るかもしれない。
一番敷居が高いのは4)のライティング。
ただ、これはメディアを紙でなくiPhoneでツイッターに書き込むことにすれば、
意外に可能な範囲が広がったりもします。
これは何を意味するかと言うと、隙間時間を使って勉強する場合には、
勉強に使うメディアと自分の置かれた環境によって
勉強の進み具合がかなり左右されると言うことです。
従って、隙間時間を使って独学しようとする人が
4技能をバランスよく連動して学ぶ教材なんかを使うと挫折の元になります。
「ではどうすれば良いのか?」
勉強に使うメディアごとに独立した教材を使うか、
進み具合を敢えて連動させないようにするかです。
例えば、リーディング用の教材があるとします。
その教材に付属のCDがあるとします。
両方やれば相乗効果があるので、それはそれで良いです。
良いのですが、必ずしも同時にやろうとしないことです。
片方が止まったからと言って、もう片方の進捗が止まるのはナンセンスです。
隙間時間を使って学ぼうとするのであれば。
もう一つ効果的な戦略があります。
それは、一つのスキルに対して複数のメディアを使うと言うことです。
例えば、リーディングの訓練のために英字新聞を読んでいるとします。
でも、英字新聞が広げられなかったり、なくしたりしてしまったとしましょう。
その時、iPhoneにも英字新聞のアプリを入れておけば、
そちらで勉強を続けることができます。
目的は教材を終わらせることではなく、スキルを向上させることなのですから、
そのくらい柔軟に考えて良いのです。
原口直敏