この前の試合から、薄々感じていて、そのあと高校生と何回か走って確信に変わりつつある、速く走るための方法が少し分かったので、ここに記す。

今回は、1次加速、2次加速についてだ。




①一歩目(1次加速)
まず、スタートでより速く出る。
→基本的な事だが、ただスタートの合図とともに素早く出れば良いと思っていた。違った。
スタート姿勢で後ろ側にある脚と逆方向の腕を出来るだけスタートとともに素早く前に投げ出す。(この際、投げ出した腕につられて、身体が起き上がってしまわないよう注意)
その際、腕を勢いよく降り出すと、振り出した腕と逆方向に身体が傾きそうになる。そこで、おもいっくそ、腹筋に力を入れ、後ろ側の脚を出来るだけ速く前に持ってくる。それにより、バランスがとられる。

不安定(最初の腕振り)→バランス(最初の一歩目の引きつけ)

この一歩目、ただの一歩だが、この一歩が非常に重要だと知った。

より速く出る=より速く不安定な状態を作る=素早く腕を前に投げ出す

②二歩目(1次加速)
ここから、地面に力をうちつける。
身体が浮いてはいけない。
腕を下にドスンドスンと振り下げる。重戦車や、大きな石を転がすイメージ
重たいので、軽く飛ぶように走るのではなく、モーリスグリーン の加速や、スピードスケートの清水選手のロケットスタートのように、素早く脚を引きつけつつも、出来るだけでかいパワーをうちつける。地面に一歩一歩ロケットランチャーを打ち付けるように。

腕を下に振り下げ、でかいパワーを撃ちつける。出来るだけ速く脚を引きつける。


①②に共通するが、身体を低く保つのはとてもしんどいことで、人は身体を早く起こして楽しようとする。低い姿勢を維持するよう努力する。


③2時加速
真に重要なのはここからだった。

私は今まで、2時加速を無視していた。

速い選手はここで速くなる。

一時加速から、少し身体が起きた所で、改めてブーストする。

むしろ、イメージとしては、こちらが本当の加速で、その下準備が一時加速のようなイメージ(だからといって一時加速を疎かにしてはいけない)


下記、他のサイトから抜粋
2次加速時に意識していただきたいポイントをいくつか挙げますと、
・腹筋を緩めず引き締めるような意識
・1次加速で主に使用する前太ももの筋肉(大腿四頭筋)から後ろの太もも筋肉(ハムストリング)をエンジンをシフトする意識
・膝をロックする意識
・地面にへばりつくようなイメージで腕を振る意識
がございます。

お勧めの練習方法をご紹介します。
☆ウェーブ走
スタートから加速し、マックススピードになったら、一旦ペースを落とします。
そこから再度加速し、マックススピードに持ってゆき走り抜ける。
そうすることで、2度目の加速が2次加速局面に似た局面を再現できるので
2次加速時の上体の起こし方やストライドの伸ばし方の意識作りに役立ちます。



よし、ウェーブ走をやろう!