こんばんわ!

デパート内の、飲食店舗の内装解体と、厨房の土間の斫り工事です。

 

まずは内装の解体ですが、解体後は厨房の土間の斫り工事です。

もちろん、斫る厨房の周りの間仕切りと天井は残したままです。

( 上記は、ほこりの養生が大変になるからです。 )

 

この現場は建物の構造が鉄骨で、床はデッキプレートです。

なので土間を斫る時の、床へ伝わる振動が、コンクリートの床より大きいです。

 

そして鉄骨の骨組には岩綿の吹付材があり、普通に斫り工事を行うと、

 

斫り機による床への振動で、現在付着しているほこりや、

岩綿の吹付材が剥がれ、下の階の天井の中で舞う事があります。

 

すると、照明の隙間などのちょっとした隙間から、

ほこりが舞い散り、大事な商品などにかかってしまい、

御迷惑を掛ける事があります。

 

 

 

 

これは、斫り工事用の垂らし養生です。

天井もすべて、空気が入ってこない ( 出ていかない ) 様に、養生しています。

 

 

 

 

これは養生内からの集塵排気状況です。

これで、室内からのほこりは出ません。

 

 

 

 

そして、斫り工事をする時には、

下の階へほこりが落ちたら翌日の営業に支障が出る為、

 

階下の掛け養生をします。

これで、ほこりが天井裏から多少落ちても、支障はない状況になります。

 

 

 

 

本現場の天井内には、天井内で仕切る区画壁が無いので、

ほこりはフロアー内のどこまでも飛んでいく為、

 

かなりのスペースの養生をしました。

 

 

 

 

しかし、この様に養生をしておくと、上の階で斫り工事をしていても、

たまに確認するだけで気にする事はありません!

 

だから、ばりばり斫れます!!

 

 

 

実質、凄い養生になりますが、

ポリシートを掛けるだけなので、簡単ですよ。

 

 

 

 

階下の養生は、現場調査の時に斫り工事がある場合、

下の階の状況を必ず確認して、元請けさんに報告して、

養生代を頂き、施工致しましょう!!

 

階下の確認に行った時に、

たまにですがスケルトン天井もあり、非常に危険です。

 

ほこりをなるべく出さない、出しても大丈夫!!

これが重要、安心が一番大事です!

 

 

 

 

本現場の作業も、まったくほこりの問題は無く終了しました。

 

解体屋のブログ見て頂きいつも有難う御座います!

それでは、本日も素敵な夜をお過ごし下さい!!(^^♪

 

 

 

 

こんにちわ!

ひさしぶりに、ブログを書きました。

 

今年の4月1日より、

建物や内装材などの石綿(アスベスト)含有建材の使用されている状況の調査・分析が義務化され、

石綿の使用されている内容の報告を、役所(環境課)と労働基準監督書への申請が義務化されました。

 

役所(環境課)と労働基準監督書への申請は、Gビズっていうサイトから電子申告するのが一番簡単なのですが、

元請け様がGビズ ( Gビズプライムが一番良い。 ) に入っていなければ申請が出来なくなっています。

( 代理での申告は出来ません。 )

 

ただ、元請けさんも実際あまり理解していない様で、もう1ヶ月以上経つのですが、まだ申請出来たのは1件だけです。

僕達は自分達で理解しているので、元請け様に説明だけして工事をしてるのですが・・・。

 

実際に石綿の申請って皆がする様になるのか・・・疑問に思います。

ただ石綿が肺にたくさん刺さると 胸膜中皮腫(癌) になりやすい事は、職人には伝えています。

癌が発症するのは、50年~40年後の可能性が高いみたいです。

 

さて本題ですが、この写真は外壁塗装の石綿含有建材のサンプリング中の写真です。

外壁塗装のサンプリングは、結構当たり前に行われているみたいですが、

まだ内装材の石綿含有建材の 調査・確認 はあまりされていないと思います。

 

 

 

 

外壁塗装のサンプリングは、

いろんな業者さんが状況写真などを載せている内容と一緒ですが、

( 通行禁止の看板は関係ありません。 偶然です。 )

 

 

 

マスカーで削る塗装部分の外周の養生をして、

 

ノミやたがねを使用し、せっとうハンマーで叩いて削った塗膜をマスカーでくるんで、

分析機関に分析依頼するだけです。

 

 

 

マスカーでくるんだ削った塗装材をビニール袋に入れて

ここで取りましたっていう証拠写真です。

 

この袋には、現場の住所や採取日、

工事名、採取した会社・採取した者などの情報が書かれています。

 

採取する人は、現在は石綿作業主任者や、

特定化学物質等作業主任者・石綿含有建材調査者、その他いろいろあるみたいですが、

 

令和5年の10月からは石綿含有建材調査者の資格が要る様です。

 

 

 

最後に塗材を削った部分は、塗装の色が違うけれど、

コンクリートに雨がしみるので、油性のスプレーで塗装して終了します。

( この部分は竪樋のやり替えで、塗装は再度塗り替えになっています。 )

 

外壁塗装のサンプリングの行い方はどこも一緒です!

ただ小さな現場でも、必ず行わなければいけない内容になっています。

 

 

それでは、本日も素敵な一日をお過ごし下さい!! (^^♪

 

 

こんにちわ!

 

お久しぶりになります。

アイパットが変わって、写真の取り込みが少し難しくなり、

少しおろそかになってしまっています。

 

当分前の工事にはなると思いますが・・・・!

木造建物の内装解体です。

 

 

内装・外壁の大部分が解体で、

骨組みだけが残る感じの工事でした。

 

 

 

いつも書くのですが・・・。

こんな解体では、最後の釘仕舞い・タッカーの芯の終いが大変です。

しかし、大工さんが工事に入っても必ず抜かないといけないので、

 

高い場所は、床のあるうちに必ず終わらして床を解体します。

 

 

そして、床の解体は廃材を落とすところだけ抜いて、

その他の場所はなるべく最後に解体します。

 

現場での、転落事故が多いからなんですけどね!!

 

 

 

綺麗な工事を行うと、

大工さんの作業もはかどります!

 

大工さんって結構、棟梁が一人で工事する方が多いんですよね。

解体は、人数が多く入って施工する場合が多いので、

 

解体屋が大工さんの手が掛からない様にするのが正解だと思います。

 

 

解体工事は、

 

解体工事後入って来る工事業者さんに、

壊すところが無い状況に出来てこそ職人だと思います。

 

 

 

だから、日々しっかりとした打ち合わせをして、

間違えの無い仕上げが出来る様、日々努力しています!

 

 

 

 

そして、とりあえずこの状況で解体工事は終了していましたが、

 

 

 

 

1部取り合いで残してあった場所を、後日解体しに現場へ!

 

 

 

すると、

床の下地が綺麗に仕上がっていて、

間仕切り・天井の下地も出来ていました。

 

その室内で土壁を壊すので、

大工さんが 『 ほこり出さないでねー。 』 って言われたので、

 

ほこりがあまり出ない様に、シートで区画して工事しました!!

そして当然、廃材は袋詰めで搬出致しました!!

 

 

 

余談ですが・・・。

 

建設業全体で、来年4月・再来年10月と、

石綿含有建材(アスベスト)の解体工事の法律が厳しくなる為、

 

再度、色々と職人皆で石綿含有建材の解体の仕方を考え、

これからの解体工事の変化に対応してゆきたいと思います。

 

本日も解体工事のブログ見て頂き、たいへん有難う御座います!

 

それでは、

本日も素敵な一日をお過ごしください!(^^♪

こんにちわ!

 

久しぶりになります。

先日、とあるビルの原状回復工事を行いました。

 

1階~3階までの飲食店舗で、厨房が各階にあり、

搬出は階段で結構大変な工事でした!

 

この度は、厨房の斫り音を少しでも無くす為、

フロアースプリッタっていう、土間のコンクリートを割る道具を使用しました。

 

 

 

 

この工法は、

まず、削孔が径100~110で割りたい大きさにつなぐ様に、

穴を開けていきます。 ( 穴から穴に亀裂が入っていきます。 )

 

( 穴の中で90度回転させると、違う方向にも割れます。 )

 

無筋なら簡単に割れますが、メッシュ筋や鉄筋が入っている場合は、

亀裂が入って、少し割れ目が開く程度で終了です。

 

鉄筋が入っている場合は、バール・大ハンマーなどで割れ目を広げ、

鉄筋をレシプロソー・メッシュ筋なら大クリッパーなどで切断します。

 

すると大きなコンクリートがらで搬出する事が出来ます。

 

 

 

 

しかしこのフロアースプリッターは、増打コンクリートの場合だけ有効で、

厚みが200㎜以上は最低ないと使用出来ません。

 

増打コンクリートでも、下地のコンクリートとはだ別れしない場合は、

上部のみ割れておしまいです。 下まで割れません。

 

しかし厨房などの防水層・スタイロなどが下地にある場合は、

厚みが100㎜でも150㎜でも使用出来ます。

 

上記は、初めから完全にコンクリートが下地と離れているからです。

 

 

 

 

この工事の仕方は、大きな音があまり出ないという施工方法ですが、

 

コンクリートを割って開く為、

コンクリートが開いた分、割れる土間が全体的に外に逃げる必要があります。

 

だから、ALCやコンクリートブロックの外壁・仕切り壁があって、

その部分を残す場合には、

必ず割れるコンクリートの逃げ道を先に作りましょう!

 

 

 

 

この上記写真の場合は、

立ち上がりがコンクリートで、外壁がALCの為、

 

土間コンクリートを割る前に、

立ち上がりコンクリートを縁を切って倒しています。

 

間違えて施工すると、

外壁のALCを押して割ってしまう可能性があるからです。

 

 

 

 

立ち上がりのコンクリートを解体後、

フロアースプリッターでコンクリートに割れ目を入れていきます。

 

 

 

 

これは大きく割っている状況です。

 

極限まで騒音を抑えたい場合は、削孔する人と割る人が、同時進行して、

穴が足りない部分には、どんどん穴を削孔していきます。

 

 

 

 

ですが土間を解体後の防水層は、どうしても騒音工事で、

 

コンプレッサーのチッパーの平のみか、

電気ピックの平のみで撤去しないといけまん。

 

 

 

 

フロアースプリッターの良いところは、

 

フロアースプリッターで工事すると、

ほこりの量が凄く減ります。 騒音が削減出来ます!

ガラが大きい為、どの袋が少量で済む。 搬出が楽です!

 

 

 

 

フロアースプリッターの悪いところは、

 

鉄筋の切断が少し大変、コストが掛かる、ガラが大きい・重たい。

たまに割れない部分がある。 ( はだがない場合。 )

 

はだが無く割れない場合で元請けさんに、

「 この工法なら騒音がしません。 」 なんて言っていたら大事です。

 

必ず、 「 騒音が減るけどやってみないとわからない。 」 って

言っとかないと大事になります。 

 

なので、「 必ず斫り工事は出ます。 」 って言っておく。

 

 

 

 

この度は、初めからフロアースプリッターでの施工で無かった為、

 

削孔の数を減らし、割るだけ割って亀裂を入れ、

残りは電気ピックとコンプレッサーで工事しました。

 

 

 

 

コンクリートがらだけで、何十m3もあり階段搬出だった為、

かなり大変な工事でした!

 

 

 

 

 

 

本工事は、3週間程度の工事でした。

 

 

 

 

 

 

フルスケルトンの解体で、少しだけ残し部分がありましたが・・・。

良い仕事をさせて頂きました。

 

 

 

 

 

 

この状況で仕上がりです。

 

奥のカラーコーンは、元々ダムウェイター ( 食品用のEV。 ) があり、

解体すると穴が開いているので、安全対策で置いてあります。

 

 

 

 

 

 

自分でいうのも何ですが、綺麗な仕上がりです!!

 

 

 

この店舗は、前店舗からの居ぬきで借りた店舗なので、

3階のみ前店舗の残置部分があって、床組は残させて頂きました!

 

それでは、

本日も素敵な一日をお過ごし下さい!!(^^♪

 

 

こんにちわ!

解体工事のブログいつも見て頂き有難う御座います。

 

土間のすきとり斫り工事 ( 310㎜ ) 2です。

 

本工事は少し失敗があったけれど、

何より、工期が間に合ったので最幸に良かったです。

 

僕達の行っている病院工事は、

工事が間に合わなかったら、人の命に係わる事がある為、

工期を絶対に守らないといけない義務がある為です。

 

 

斫り工事で、310㎜のすきとり斫りっていう工事は、

滅多にある工事ではないのですが、

 

一つ一つの大変な工事、難しい工事が、

職人全員のレベルアップ、また積算の前例になる為、

非常にありがたい事です。  感謝感謝!!

 

 

工事の仕上がりですが、

普通なら土間・立上部分の切り付け斫りを行い、綺麗に仕上げるのですが・・・。

 

この度の工事は、最終的に時間が一杯いっぱいで、

切り付け斫りが出来なくて、

 

かなりボコボコの仕上がりですが、

工事を時間内に終わらせる事が出来ただけで立派でした!

 

 

一部分だけ何故か土間が抜けて、土が見えますが、

 

その他の部分は、

コンクリートの厚みが話的には残り70㎝程度ある様です。

 

 

工事の要点ですが、

本工事で難しいのは、天井が無い事です。 

( 当然、ほこりが天井裏から全体にまわるからです。)

 

天井の無い場所の養生は、

簡易テントを何台か置いてつなげて、ポリシートで斫り場所を包んでしまうか、

 

テントを1台置いて、

外周をポールなどで組み立てて、外側にポリシートを巻いて養生しています。

 

 

それと、コンクリートのカッター切で、

 

軽鉄の横できっちり切断出来ているのは、

オフセットカッターというカッターの刃を使用しています。

 

 

コンクリートカッターの刃で壁面いっぱいで切断出来るのは、

オフセットカッターです。

 

 

ほこりを出さない工事、抑える工事は、

非常に難しいですけど、

これからも大事な課題だと思います!

 

それでは、

本日も素敵な一日をお過ごし下さい。(^^♪