ある調査によると、社会人男女のおよそ7割が、「あなたはFIREしたいですか?」との問いに「YES」と回答したということです。
とはいえ、おそらく真剣にFIREを検討している人は少数派であり、ほとんどの人は「できたらいいな」くらいの感覚だとは思います。
もし、「お金がなくなる不安から逃れたいから、大きな資産を作って安心したい」と考えているのであれば、FIREを目指すのはやめたほうがいいでしょう。
たとえ1億円を貯めたところで、不安はなくなりません。お金は、あればあったで、今度は失う不安がつきまといます。
人間は生きている以上、不安がなくなることはないのです。
仮に、真剣にFIREを実現させたいと考えている場合は、綿密な計画が必要です。
理論上では、年間支出の25倍の資産を築くことができたら、年利4%の運用益で必要資金を賄えます。たとえば年間400万円の支出をしている人であれば、それを25倍した1億円の資金を作って運用すればいいことになります。
「年間支出の25倍」ということは、現在の年間支出額を把握し、そこから理想とする金額を算出しなければなりません。また運用をする際には、元手の捻出が必要になります。
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ところで、FIREを目指す際は「どこまでFIREをするか?」というのも、考慮しておきたい点の1つです。つまり、FIREには第1ポートフォリオと第2ポートフォリオの2つがある、という考え方です。
第1ポートフォリオ:生活費を賄える状態
第2ポートフォリオ:ゆとり費用を賄える状態
通常、第1ポートフォリオが達成できれば、FIREは可能ですが、第2ポートフォリオという考え方を追加することで、より安定的に老後を送ることができるようになります。
私がお勧めするのは、完全なリタイアではなく、個人事業で収入を補いながら、サラリーマンを卒業する“フリーランスFIRE”です。第1ポートフォリオを資産運用で賄いつつ、さらに事業所得を得て、それでゆとり費用を賄うことができれば、かなり余裕のある生活を享受できるでしょう。
フリーランスFIREを実現する方法とは、以下のイメージです。
《フリーランスFIREへの道》
1、サラリーマンを続けながら、副業を始める
2、副業が軌道に乗り、目標の資産額に到達した時点で円満退社
3、フリーランスFIREとして生きる
結局、生きがいややりがいまで、お金で手に入れることはできません。
その点、自分の事業を持ち、顧客に喜んでもらえるフリーランスFIREであれば、お金だけではなくて、心の余裕をも手にすることができるでしょう。
この度、FIREを解説するセミナーを開催します。
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本セミナーでは、ゲスト講師による生きた事例をお話しいただきます。もし、「具体的にFIREに近づいていくイメージが掴めない」という人も、ゲストのお話を聞くことで、あなたも自分の理想とするFIREを思い描けるようになるに違いありません。
俣野成敏
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