人生を生き切るために必要なのが、お金と健康です。

 

 サラリーマンで収入を増やすことには限界がある以上、他の方法を考えるしかありません。とはいえ、「なるべくリスクを取らずに収入を増やしたい」というのであれば、最もそれに近い方法とは、副業をすることでしょう。

 

 つまり、サラリーマンで生活の糧を得つつ、余暇を使って自分のビジネスを始めること。これなら万一、失敗しても大きな痛手を追わずに済むし、上手くいったら、少しずつビジネスを大きくしていけばいいわけです。

 私自身も、サラリーマン時代に副業から始めて、今に至っています。

 

 お金は、確かに生きていく上で欠かせませんが、そもそも人生のベースにあるのは健康です。一方で、人は自分が健康であるのは当たり前だと捉えがちな一面もあるのではないでしょうか。

 

 健康な人も、老いとともに病気がちになり、やがて死を迎えます。最近では、老化が起因して病気を引き起こしていることも明らかになってきています。

 

 人が、1人で自立した生活ができる期間のことを“健康寿命”と言います。健康寿命と通常の寿命の間には、10年ほどのブランクがあると言われています。

 健康寿命が尽きてしまったら、病院に行っても、薬を飲んでも、健康な体には戻れず、いわば延命措置ということになります。

 

 ですから大切なのは、「健康である期間をいかに延ばすか?」ということです。病院とは病気を治すところであって、元気になるところではありません。

 この超長寿社会で、自分の人生を生き切るには、時にはお金をかけてでも、健康を維持することを考えていくべきです。

 

 健康にお金をかけることについては、例えば有機肥料野菜を食べたり、スポーツジムに通ったり、といったことであれば、かなり普及してきているのではないかと思います。

 他の方法として、アンチエイジングも、最近はだいぶ耳にするようになってきました。

 

 もともと人間の体は、細胞でできています。近年は、加齢とともに体内で正常細胞が減少し、老化細胞が増えてくることが、病気の要因ではないかと考えられるようになってきました。

 

「老化を克服したい」「美しくありたい」というのは、誰しも思うところですが、実際に行動にまで落とし込めている人は依然、少数派です。

 それができている人と、できていない人の差が何かというと、個人的には、「生きる目的を持っているかどうか?」ではないかと考えています。

 自分の人生を意味のあるものにしたければ、生きる目的がどうしても必要で、それがあれば、自然に自分の体にも意識を向けるようになる、ということです。

 

 生きる目的は、何歳になっても見つけられるとは思います。ただし、仮に生きる目的を見つけた時に、すでに健康を害していたら、新しいことにチャレンジしよう、という意欲も湧いてこないような気がします。

 

 もし今、生きる目的が見出せていない人も、ぜひ、来たるべき時のために、健康でいるための努力をしていただきたいと思います。そもそも健康でなければ、生きる意味を見つけることなどできませんから。

 

俣野成敏


 

SIRTUIN CLINIC

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