日経平均株価がバブル期の史上最高値を更新し、大企業を中心に賃上げも進んでいる一方、円安とインフレによって、実質賃金は低下を続けています。

 実際、雇用の7割を抱えているのは中小企業であり、大企業に比べて賃上げが低い水準にとどまっているのも事実です。

 

 このような状況に、嫌気が差しているのが若者でしょう。

 

豪ワーキングホリデーVISAに、日本の若者が殺到

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC1525J0V10C24A3000000/

 

 彼らにとって、海外の給与が魅力的に映るのも当然です。以前、「海外のブルーベリー摘みで月収50万円」というニュースがネットで話題になりましたが、海外のインフレは日本の比ではない、ということです。

 他にも、農場での収穫作業、食肉工場で加工肉の仕分けや出荷、カフェやレストランでのアルバイト…等々。

 給与の高さに惹かれて、日本の多くの若者が海外を目指しているのです。

 

 話に水を刺すようで恐縮ですが、海外に行くということは、現地人よりも多くのコストと労力を使っていることになりますから、それ以上の見返りが期待できなければ、わざわざ海外に出る意味はないかもしれません。

 確かに、給料が高いことは大事なことですが、将来的に収入を増やしていきたいと考えるのであれば、それなりの目的を持って、進む道を選択していくことが大事だと思います。

 

 海外では、肉体労働に人が集まらないから高給を出しているわけですが、単純労働は将来的にAIに取って代わられる可能性が高く、他の外国人と仕事を奪い合う事態も考えられることから、賃下げ圧力にさらされているのが常でしょう。

 

 私も、かつては留学を経験したクチですから、外国に憧れる気持ちもわかります。しかし、「海外に行けば何とかなる」という考え方では、次に繋がりにくいでしょう。

 

 私は現在、投資家として世界中の投資案件を比較・検討し、海外出張にもしばしば出かけるので、留学時に学んだ語学が役に立ってはいます。とはいえ、あくまでもメインはビジネスであって、英語はプラスαにはなっても、メインにはなり得ません。

 

 今は、たとえ英語ができなくても、自動翻訳などがありますし、「夢を叶えるためにお金を貯める」というなら、クラウドファウンディングで集めることも可能です。

 それよりも、大事なのはビジネスの経験を積むことではないでしょうか。

 

 もし、給料が安いことに不満や不安を感じているのであれば、最も手っ取り早い方法は、副業を始めることです。本業で生活の糧を得ながら、副業で“自分ビジネス”を始めれば、生活できなくなる危険を冒さずに、さまざまな可能性を試すことができます。

 

 おそらく今、この文章をお読みの方の中にも、「副業を始めたいけれども、何をどうしたらいいのかわからない」という人がいると思います。そのような方にお勧めなのが、こちらのセミナーです。

 

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俣野成敏


 

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