人生において決断を迫られる時、多くの人が直面するのが、何を選べばいいのかわからないというジレンマです。特に、起業を考える場合、選択肢の多さは混乱を招き、迷いを生むこともあります。

 現在サラリーマンをしているAさんも、その1人です。

 

 Aさんは、いずれは独立起業をしたいと考えていますが、今のところ、何のビジネスで身を立てていけばいいのか、見えていません。残念ながら、Aさんの周りには、起業している人がいない状況です。

 Aさんが知人に相談しても、不動産をやっている人は不動産投資を勧め、株をやっている人は株を勧めてきます。このような調子で、聞けば聞くほどわからなくなり、一歩を踏み出せないのだとか。

 

 Aさんが迷うのも当然です。なぜなら、そもそも自分がなりたい姿を実現している人に聞いていないわけですから。

 単に「気兼ねなく話せる相手だから」という理由だけで、知人に相談を持ち掛けても、相手も知らないことはアドバイスできない、ということです。

 

 元来、人が新しいことを始めようと思った時に、学ぶ方法は主に2つあります。すなわち、

 

1、自分の経験から学ぶ

2、他人の経験から学ぶ

 の2つです。

 

 この2つの中で、より効果が高いのは、自分でイチから経験知を積むことです。しかしこれは、かなりの試行錯誤が必要な上に、時間もかかります。

 

 2の他人から学ぶというのは、確かに効果的ですが、どうしても間接的な内容になります。他人の経験が適しているのは、他人の時間を借りることができる点にあります。

 

 従って初心者にとっては、2の「他人の経験から学ぶ」というのが、比較的安全で効果が高い学び方になるでしょう。

 

 多くの人が陥りがちな失敗パターンは、行動の目的と手段が食い違っているために起こります。たとえば、投資を例に挙げると、30代の人が50代にリタイヤすることを目標にしていながら、70歳で満期になる積立型投資を行っていたり、といったように。

 

 Aさんの場合は、聞く相手を間違えていました。起業の仕方については、起業をしたことがある人でなければわかりません。

 ただ、実際に自分が何で起業すればいいのかについては、ご自身の中で事業化できるモノを見つけることが第一です。もし、これまでに、他人から「この作業をもっとやって欲しい」「この仕事は、君にしか頼めない」と言われたような仕事があれば、そこに起業のヒントが隠れている可能性があります。

 

 いずれにせよ、Aさんのように「何をしたらいいのかわからない」という人は、まずは副業から始めることをお勧めいたします。

 ちょうど今、私が手がけているセミナーの中で、ビジネス初心者向けの副業コミュニティに関するものがございますので、まずはこちらに参加することから始めてみてはいかがでしょうか。

 

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 本セミナーでは、副業を事業化し、独立・起業への具体的な方法や実際の事例なども紹介しています。「まだ行動できていない」という人は、ぜひ参加をご検討ください。

 

俣野成敏

 

 

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