マンション価格の高騰が続いている中で、サラリーマン大家を目指している人にとっても、不動産の購入が高嶺の花になりつつあります。

 

 元来、投資用物件の場合は、自宅購入の時よりも更に購入に対するハードルが高く設定されています。「ハードルが高い」というのは、“与信枠”のことですが、知り合いの不動産業者の話によると「既存客からの紹介であっても、しばしば審査に通らないことがある」そうです。

 

 昨今、世間では「貯蓄から投資へ」という流れがあり、投資の一環として不動産オーナーを検討している人も多いと思います。そういう方にご注意いただきたいのが、「不動産はすぐにリターンを得られる類の投資法ではない」という点です。

 確かに、地方の物件で利回り25%などと謳っているモノが、あるにはあります。しかしそれは、あくまでも空室ゼロの場合の想定利回りだということを、忘れないでいただきたいと思います。

 特に地方の物件の場合は、需要の関係で銀行が融資を渋る可能性もありますから、その点でも注意が必要です。

 

 残念ながら、不動産業界には悪徳業者が多いのも事実です。不動産投資を行う上で、悪徳業者を避ける方法としては、たとえば

 

・こちらの質問に答えられない。誤魔化そうとする

・知識の幅が狭い。1つの物件をゴリ押ししてくる

・拘束時間を長くして疲れさせ、顧客の判断力を奪う

 

 …といった特徴がある業者には、気をつけることです。

 

 以前、私のところに相談に訪れた方の事例をお話ししましょう。その方は、地方都市で医院を開業されている40代の医師でした。

 話を聞いていて、「自分はお金を出しただけで、後は業者に丸投げ」という姿勢が感じられたため、その方が所有している物件をネット検索してみました。

 すると、同じマンションの同じ間取りの部屋が、800万円も安く出ているではありませんか。所有している2部屋合計で、なんと2000万円近くも価格を上乗せされていたのです。

 

 もともと不動産売買の仲介手数料は法律で決まっています。しかし、物件価格となれば話は別です。要は、その値段で買う人がいればいいわけですから。

 案の定、相談者が購入したのも、不動産業者が売主の物件でした。

 

 実際、素人の方がいきなり業界全体を俯瞰して、ということは難しいと思います。ですから、最初は1つのエリアに絞って詳しくなることをお勧めいたします。

 1つの駅や地域に絞って「この場所のこの物件であれば、安い/高い」ということがわかるようになれば、他人から騙されにくくなるのではないかと思います。

 

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俣野成敏


 

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