こんにちは。俣野成敏(またのなるとし)です。

 

 サラリーマンの方にとって、大家業は憧れの職業の1つでしょう。

 確かに不動産投資には、事業家的な要素が多分にあるとはいえ、今は多くの外注先がありますから、物件管理を依頼したり、清掃業者を頼んだり、といった一部委託が可能です。

 

 その一方で、業者には任せず、自己管理をしている不動産オーナーも少なからずいます。ただ、素人管理となりますと、どうしても手が届きにくく、物件の魅力低下につながりがちです。

 たとえ鉄筋コンクリート(RC)造の物件であろうとも、メンテナンスをしなければ経年劣化を起こし、亀裂が入ったり、雨漏りがしたりといったトラブルに見舞われます。

 

 以前、不動産会社を営んでいる私の知り合いのところに、「物件を売却したい」との連絡が入った時のこと。かなり安く提示されたその物件を、知り合いが下見に行ってみると、築35年の鉄筋5階建てマンションの屋根は崩落し、見るも無残な姿をさらしていたそうです。

 素人オーナーは長年、屋上防水を怠った結果、ついに屋根が崩落し、4階から空が見える状態になっていたのだとか。もちろん知り合いは、この物件から手を引きました。

 

 不動産投資を志す人は、「安い買い物には必ず理由がある」ということを肝に銘じていただきたいと思います。

 

 ところで近年、不動産業界では築古物件が流行っています。首都圏から地方に波及している、いわゆるボロ戸建投資です。中には築50年にもなる戸建を購入後、最低限のリフォームだけを行い貸し出す手法です。

 駅から遠くても駐車場付きの物件であれば、首都圏では少なくとも5万円前後で貸し出すことが可能なようで、価格帯としては300万円前後の手頃な物件が人気です。自らリフォームを行うことで、安く済ませるオーナーも多いようです。

 

 しかし最近では、熟練投資家も物件をなかなか買えなくなって来ていると言います。ベテランなら割に合わないから手を出さない価格で、サラリーマンが買い漁っているというのです。

 

 通常、安い物件であればあるほど、手間もかかります。築古物件であれば、建物も傷んでいますので、「どれくらい直せば人が住めるのか?」「採算は合うのか?」「借り手は見つかりそうか?」といったことを見抜くだけの才覚が必要になります。

 もともと、不動産は人間の感情と直結しています。ですから不動産オーナーには、目の前で起きている事象に対して「どのように対処し、軌道修正していくか?」といった柔軟さが求められるでしょう。

 

 不動産投資を始めるための第一歩は、まずは業者の言うことを鵜呑みにしないこと。もし、気になる物件があったら、実際に行って確かめることです。

 次に、できる範囲でいいので、自分で調べるクセをつけましょう。

 

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 ありがとうございました。


 

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