こんにちは。俣野成敏(またのなるとし)です。

 

 自分の将来設計、特に老後資金を準備するにあたっては、マネープランの作成が必須となります。ご自身の資産を適切に管理・運用していくことによって、希望する資産額に近づけていこう、というのがマネープランを作成する目的です。

 

 そうは言っても、マネープランには「収支」「資産」「負債」等、少々取っ付きにくい言葉が並ぶので、苦手意識をお持ちの方も多いでしょう。

 こうした言葉に馴染みのない人にとっては、「何が資産で、何が負債なのか?」という疑問も出てくると思います。

 

 この問いに明確に答えた書籍が、ロバート・キヨサキ氏が書いた大ベストセラー『金持ち父さん貧乏父さん』(筑摩書房)でした。

 

 私が初めてこの本を読んだのは、まだサラリーマンだった時のことです。本書の「資産は、あなたのポケットにお金を入れてくれるもの」「負債は、あなたのポケットからお金を奪っていくもの」という言葉に衝撃を受けたものです。

 

 せっかくですから、マネープラン作成のポイントをお伝えしましょう。

 現在の資産状況を知り、そこから将来を予測するためには、「資産」「負債」「収入」「支出」の4項目にプラス「期間」が加わった、5つの項目をチェックしていきます。

 

 最初に今、持っている資産について確認します。外貨や暗号資産、株、投資信託、不動産など、価格が変動しているものに関しては、現在の価値に換算して計算しましょう。

 保険については、内容をチェックし、重複している保険がないかどうか、今後も続けていく意味があるのか、などを再考します。

 

 負債とは、借り入れのこと。たとえば住宅ローンや車のローン、奨学金、カードローンなどがいくらあるのかを調べます。残債と、「いつ終わるのか?」も把握しておきます。

 

 収入については、給与所得以外に、投資による収益や副業による収入、ネットオークションによる収入などがあれば、それも含めます。

 

 支出は、マネープランの要とも言える部分です。支出の把握には、家計簿をつける必要があります。

 最近は、無料のアプリなどもたくさん出ていますので、それらを使って支出を把握するのも、1つの方法です。極力、漏れのないようにしてください。

 

 期間とは、「今から老後に入るまでの時間がどれくらいあるのか?」ということです。投資運用を行う際に、時間は最大の味方となります。

 基本的には、収入があって、手残りを生み出せるようになれば、何かしら打つ手はあります。資産運用時に、時間が果たす役割は非常に大きなものがありますので、1日でも早く始めれば、それだけ有利になります。

 

 私個人としては、人生を豊かに生きるためにも、家計に浪費枠はあっていいと考えています。ただし、もちろんコントロールされている範囲内であれば、です。

 そのためにこそ、マネープランを行うのであり、その第一歩としての現状把握なのだということを、どうか忘れないでいただきたいと思います。


 

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 ありがとうございました。