こんにちは。俣野成敏(またのなるとし)です。

 

 ワイン投資というと、日本では「一部の富裕層が趣味を兼ねて行うもの」というイメージがあります。

 けれどヨーロッパでは、ワインは「キリストの血」とも言われ、庶民から貴族に至るまで古くから親しまれてきました。

 

 ワインの産地としてはフランスが有名ですが、イギリスでは早くからワイン流通の仕組みが整えられてきました。その仕組みをボンドシステムと言い、イメージ的には一種の保税区域のような感じです。

 

 ボンドの中にある間、ワインは非課税で、そこから市場に出された時に、初めて課税されるような仕組みになっています。市場に流すとは、たとえばレストランに卸したりすることです。

 ボンド内でワインの所有権の移転がされても非課税なため、富裕層を中心に人気が高まっているのです。

 

 また、イギリスでは一般の方でも気軽にワイン投資を楽しめます。

 ワインショップの中には、ボンドのライセンスを持っているところがあります。そういうところで購入し、ボンド内に購入したワインを預けておけば、保管をしてくれ、好きな時に取り寄せて飲むことができます。

 もし、保管していたワインの値段が上がった時には、ボンド内で売却することも可能です。一般の方が、1万円、2万円といった手頃な価格のワインを購入し、それで売買に参加することもできるのです。

 

 通常、ワインが飲み頃になって市場で取引されるまでには、製造されてから20、30年から50年ほどの時間が必要です。これをエイジングと言い、この時間軸をお金で解決しているのがワインの本来の概念です。

 

 最近、私の知人がイギリスで購入したのは、シャトージュケムという銘柄です。1995年もののワインで、だいたい飲み頃が50年といわれており、後20年ほどエイジングが必要です。

 今、イギリスでは、1本3万円ほどで買うことができますが、その同じものが、日本では1本8万円ほどします。

 もちろん、日本に送るには関税や輸送コストなどがかかるとはいえ、20年後に飲み頃を迎えることを考えると、まだ価格は上がるでしょう。

 

 このようにヨーロッパでは、人々は趣味を兼ねて手軽にワイン投資に取り組むことができます。

 もし、私たち日本人が同じことをしたいと考えたなら、問題は「どのルートからワインを購入するか?」ということになるでしょう。

 

 実はこの8月に、海外でワイン投資を手がける金融の専門家が半年ぶりに日本でセミナーを開催します。講師は、イギリス在住の日本人です。

 海外の生情報を手に入れる貴重な機会になりますから、よろしければ参加を検討してみてはいかがでしょうか。

 

【投資実例セミナー】超インフレ時代に突入 インフレ時の資産防衛策の現状と近未来

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※参加を希望される方は、URL内にある申込フォームよりお申し込みください。

 

 世界には、まだまだ日本人の知らない投資法が存在しています。このセミナーでぜひ、その一端に触れていただければと思います。


 

 ありがとうございました。


 

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