こんにちは。俣野成敏(またのなるとし)です。
サラリーマンとして、大きなチャンスを得る方法はあるのでしょうか。
そもそも大きなチャンスとは、いきなり降ってくるものでしょうか。それとも、コツコツと努力をしていく中で、積み重ねたものが大きな成果につながるのでしょうか。
チャンスを与えられるとは、つまり自分が「会社にとっての投資対象になる」ことを意味します。
実際に、自分に大役を任せてくれるのは上司です。そうなるためには、上司に「機会があれば、この部下に懸けてみよう」と思ってもらう必要があります。
その他大勢から抜け出すには、ある意味、上司の予想を裏切る必要があります。いわゆる「この部下ならやってくれるのではないか」という期待です。
もし、社内で何か新しい動きがあった時に、真っ先に上司の脳裏に自分の名前を思い浮かべてもらうこと。そのためには、“余裕感”が大事です。
会社では、上司が仕事を振ろうとした時に、忙しいフリをしたり、目を合わせたりしないようにする人が結構います。
こうした行動は、チャンスを得ようと思ったら、逆効果になります。上司の立場からしてみれば、普段の仕事で手一杯になっている部下に対して、より責任の重い仕事を任せてみようなどとは、思わないわけです。
仕事をしていれば、上司が自分ではなく、他の人にチャンスを与える、というシチュエーションにしばしば出くわすと思います。そうなれば心中、穏やかではないでしょう。
そうなった場合の対処法の1つは、選ばれたその人に協力することです。
自分が選ばれなかったからといって、腐ってしまったり、選ばれた人に対して冷たく当たったりしたら、周りから「了見の狭い人だ」と思われるかもしれません。でも、ライバルに対して協力すれば、かえって評価は上がるでしょう。
ライバルも、今回が初抜擢になるのであれば、何とかして上手くやろうと緊張しているはずです。仕事は1人ではできませんから、自ら協力を申し出ることで、相手に貸しをつくるのです。
もし、あなたが「今の自分の立場だったら、この人に何がしてあげられるのか?」と考え、行動すれば、自然に自分の役割が見えてくるでしょう。ここで重要な役割を演じることができれば、次のチャンスが巡ってきた時に、今度はあなたが抜擢される可能性もあります。
チャンスは一度だけではない、ということです。
確かに、その場だけを見ていれば、チャンスは一瞬でやってきたように見えるかもしれません。しかし実際には、多くのことが積み重なった結果が、チャンスにつながっています。
人によっては、これを“信用貯金”と言ったりもします。信用貯金は、貯めれば貯めるほど大きくなりますし、効果を発揮するものです。
ぜひ、今日からこのことを意識して行動していただければと思います。
ありがとうございました。
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