こんにちは。俣野成敏(またのなるとし)です。
あなたは普段、どのようにしてものごとを選択しているでしょうか。
もともと人間の脳は、生まれた時は真っさらな状態です。ですから「何が正しくて」「何が間違っているのか」といった価値観は、すべて後から刷り込まれたものです。
もし、何もわからない子供の頃から、「これが正しいんだよ」と言われ続けてきたのであれば、「これは良いモノなんだ」と思ってしまうのは当然です。
しかしその価値観が、誰かにとって都合のよいものであったとしたらどうでしょうか。
私たちが習得してきたものを“常識”と言うのであれば、その常識をつくっているのは世論であり、世論をつくっているのはマスコミです。
私たちは、多かれ、少なかれ、マスコミの影響を受けています。もしかしたら、「他人の基準をもとに動いている」と言ってもいいのかもしれません。
一体どうしたら、自分なりの判断基準を持って行動できるようになるのでしょうか。結局のところ、自身のリテラシーを高めて、選別眼を身につける以外にありません。
リテラシーを高めるには、3つのポイントがあります。
《リテラシー向上のための3つのポイント》
1、ダメ情報を恐れない
2、情報を比較する
3、情報の仕分けを大量に行い、検索能力を磨く
インターネット上を流れているのは、ほとんど役に立たない情報ばかりです。普通の人が、この中からいきなり有益な情報をつかもうとするのは無理があります。
選別眼を身につけるためには、訓練が必要です。つまり最初はダメ情報をつかむことを、ある程度は覚悟しなければなりません。これがポイント1です。
選別眼を身につけるための訓練法の1つが、情報を比較・検討することです。比較する際のコツは2つあり、1つは「正反対の意見同士を比較すること」、もう1つは「なるべく遠いもの同士を比較すること」です。
たとえば、ある投資商品があった場合、必ず「よい」と言う人と「悪い」と言う人の両方がいるので、それらの意見を比較します。
“遠いもの同士”というのは距離のこと。「日本の不動産と海外の不動産」「日本市場とアメリカ市場」などといったように。これがポイント2です。
たとえダメな情報であったとしても、大量に仕分けを行っていくと、そこにはある共通項が見つかります。それを繰り返していくうちに、だんだん「どういうのが有益な情報で」「どれがダメ情報なのか」が判別できるようになります。これがポイント3です。
最初は、自分が詳しい分野や、仕事などで普段から接している分野から始め、少しずつ知らない分野にも広げていくといいでしょう。よろしければ、ご自身の判断基準を磨く際の参考にしていただければと思います。
ところで先日、まぐまぐ大賞が発表され、2022年のMONEY VOICE賞で4位に入賞することができました。今回で、7年連続の受賞となります。
これも、常日頃から応援してくださる皆さまのおかげと感謝しております。この場をお借りしまして、御礼申し上げます。
★まぐまぐ大賞2022 MONEY VOICE賞
https://www.mag2.com/events/mag2year/2022/list.html?cid=money
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
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