こんにちは。俣野成敏(またのなるとし)です。

 

 もともと、サラリーマンが独立・起業するというのは、非常にハードルが高いのが実情です。会社を興すのはリスクが伴いますし、フリーランスでは収入が不安定になりやすいのが実情です。

 

 ところが技術の進歩によって、最近は独立せずに「雇われない」という新たな働き方もできるようになってきました。この“第3の道”ともいうべき新たな選択肢が何かというと、「分散型自律組織に身を置く」ことです。

 

 分散型自律組織とは、一体どのような組織なのでしょうか。

 

 通常、会社といえば、社長を頂点にピラミッド型組織を形成しています。

 一方、分散型自律組織では、メンバー間に上下関係はありません。組織の理念やプロジェクトに共感した人たちが集まり、ルールとシステムに則って動いていくのが分散型自律組織です。

 

 分散型自立組織とは、イメージ的には、プロジェクトごとに人を集めて事業を遂行するプロジェクト型ビジネスです。とはいえ、プロジェクトが終わっても解散せず、組織としてのゆるい繋がりは維持されるのが普通です。

 要は、組織に所属しながらも、自分が参加するプロジェクトは自分で選ぶことができるのが、分散型自立組織なのです。

 

 新しい技術の登場によって、インターネットが組織の在り方をも変えようとしている。それが分散型自律組織ーーDAO(Decentralized Autonomous Organization:ダオ)です。

 

 従来型の組織は、中央が管理・制御することで、組織全体が効率よく稼働できるというメリットがあります。しかし、末端の人間は「なぜ、これをやっているのか?」という目的意識が芽生えにくく、仕事に生き甲斐を感じにくかったのも事実です。

 

 それに対して、権力や個人のリーダーシップに頼ることなく、仕組みで運営しようというのがDAOの考え方です。

 

 DAO組織としての活動は、基本的にパソコンのネットワークを通じて行われます。サーバーを置かず、任意で集まったメンバー同士を直接繋ぐことでネットワークを形成します。

 DAOは、年齢や国籍などを問わず誰でも参加できます。中央管理者・代表者はおらず、組織内のルールの決定や改定、事業についての合意や記録などには、ブロックチェーンとスマートコントラクトという仕組みが使われます。

 

 もともと時間と場所の制約を受けないインターネットは、コストも少なくて済み、零細事業者との相性が良い市場です。しかし実態のないインターネットは、非常に信頼性が低い環境とされています。

 これまで知名度のない零細事業者は、ネット上で、なかなか顧客に見つけてもらえないという悩みがありました。

 

 こうした状況も、DAOによって変わりつつあります。暗号技術を駆使してセキュリティを高めつつ、プログラムを自動化することによって、確実に契約を履行できるようになりました。

 

 個人事業主にとっても、安全にネットで副業しやすい環境が整ってきているのです。


 

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 ありがとうございました。


 

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