こんにちは。俣野成敏(またのなるとし)です。

 

 東京カンテイがまとめた2022年4月の首都圏中古マンション(70m2換算)の平均希望売り出し価格は、対前月比0.6%増の4688万円だったということです(日経新聞Web版、2022年5月24日)。

 たった1ヶ月で29万円も高くなったわけですから、かなり強気の価格設定だと言えるでしょう。

 

 相変わらず堅調な推移を続けるマンション市場。新築の供給戸数減による価格の高止まりが続く中にあって、割安感のある中古物件にも需要が広がっている状況です。

 

 ところで、特に中古マンション購入の際に、気をつけたいのが修繕・管理費です。専門家によると、「良い場所で割安物件を見つけて、即購入したところ、修繕積立費が高かった」という例が、しばしばあるのだとか。

 

「人気エリアの一等地で、時々、素人からすると飛びつきたくなるような価格で売りに出されている物件があります。普通なら即完売のはずなのに、なぜか売れ残っているような事例です。

 このような物件を見つけたら、飛びつく前に一度、冷静になって検証してみる必要があります。

 

 以前、顧客から『なぜこの物件がこんなに安いのか、調べてみてくれ』と頼まれたことがあります。京都でもっとも人気がある場所で、ブランドマンションなら中古でも高値で売られているのに、新築物件が通常では有り得ないような価格で売り出されていたのです。

 

 調べたところ、その地域の中で、指定された物件のトータル部屋数がもっとも少ないことがわかりました。他の物件は、どんなに少なくても20室以上はあるのに、その物件は14室しかなかったのです。

 部屋数が少ないと、当然、修繕積立金も高くなります。万一、このような物件を購入してしまったら、後々、売却も難しくなりますので注意が必要です」(国内不動産専門家談)

 

 中古物件は、割安な分、リフォームをすることが前提となっており、お金をかければかけるほど、理想の住まいに近づけることが可能です。とはいえ、物件の立地や周辺環境までは変えることができません。

 購入に際しては、物件の周辺までチェック範囲を広げ、騒音環境や治安が良いか悪いか、といったことや、「近隣トラブルがないかどうか?」なども確認しておくと安心です。

 

 不動産を購入する際は、つい購入することが目的になりがちです。しかし、大事なのは「その物件を購入することで、自分の希望が叶えられるのかどうか?」ということです。

「新築が高いから中古へ」という短絡的な考え方ではなく、中長期的な目線から判断することが鉄則になります。

 

 総じて、新築よりもシビアな目線が必要な中古物件を検討する際は、プロの専門家からアドバイスをもらったほうが、上手くいく可能性が高まるのも事実です。

 自宅選びについて知りたい方は、まずはオンラインセミナーで専門家の話を聞くところから始めてみてはいかがでしょうか。


 

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 よろしければ、ぜひ参加をご検討いただければと思います。

 

 ありがとうございました。