こんにちは。俣野成敏(またのなるとし)です。

 

 副業で大金を稼ぐには、どうしたらいいのでしょうか。

 どのような仕事であれ、通常は多くの時間を投入し、仕事に熟練していない限り、競争には勝てません。ですから副業は、普段やっている仕事ほどには稼げないのが一般的です。

 

 副業とは「副収入を得る」という意味であって、お金を稼ぐメインは、あくまでも本業です。ということは、仮に副業が本業の収入を超えるようなことがあれば、「副業を本業にしたほうがいい」ということになります。

 これが、副業から独立に至るメインルートの1つです。

 

 副業を本業にした事例を見てみましょう。

 私の友人は、もともと広告代理店で営業をしていた人です。ある時、知り合いから「コンパニオンが足りないから、友だちを紹介してくれない?」と言われ、友人は言われた通りに自分の友だちを紹介しました。

 そんなことが何度か続いた後、友人はふと「これって商売になるんじゃない?」と思いました。

 

 友人は、試しに「人の派遣をご希望であれば、正式に依頼してください」と言ってみたところ、相手は本当に20人の派遣依頼を申し込んできました。

 友人は、人の派遣を続けてノウハウを蓄積し、やがて自ら人材派遣業を起こしたのです。

 

 副業を軌道に乗せるお勧めの方法は、「まずは小さくスタートし、事業として成り立つかどうかを確認する」ことです。

 副業が本業の収入を超えた時点で独立すれば、後になって慌てるような事態は少なくなります。

 

 一方、世の中には、独立できるだけの実力を持ちながら、あえてサラリーマンを続けて、本業と副業のダブルで稼いでいる人もいます。

 

 私の知り合いの中には、出版社の営業をしながら、副業としてビジネス書作家の依頼を受けて、本を書店に置いてもらえるように営業活動をしている人がいます。

 この方の場合は、会社公認です。会社も実力のある人を失いたくはないので、副業を認めざるを得ないわけです。

 

 ここで紹介した2つの副業事例は、自分の人脈を駆使したり、普段の仕事を応用したりしたことで、事業化に成功したものです。どちらも、すでに自分の中にあった能力を使っていることにご注目ください。

 要は、世間で稼げる副業と言われているアフィリエイトやネットオークション、マルチ商法等は、本当に稼げているのかどうかわからない、ということです。

 

 副業といえども、立派な仕事です。仕事とは他人の求めに応えることですから、「楽に、簡単に、自分の思い通りに」などという話はありません。にわかに始めたことで稼げるほど世の中は甘くない、ということです。

 

 普段、私たちは自分の本業に多くの時間を費やしています。ですから、その中の一部を事業化するのが、もっともお金になりやすいのは、言うまでもありません。


 

★副業の始め方について具体的に知りたいという方はこちら↓

『サラリーマンを「副業」にしよう 「給料袋」もう1つ増やす方法、教えます』

 

 


 

 ありがとうございました。