こんにちは。俣野成敏(またのなるとし)です。

 

 住宅ローンに変化が訪れています。

 

住宅ローン金利が6年ぶりの高水準 3メガバンクの10年固定

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB317D3031012022000000/

 

 日銀による大規模緩和政策によって、これまで史上空前の低金利が続いてきました。

 今回、固定金利が上昇したからといって、当面、変動金利に変更はないようですが、巷では「住宅ローンは固定金利と変動金利のどちらが良いか?」といった論争が再燃し始めています。

 

 アメリカなどでは、すでに景気の過熱を抑えるための利上げ機運が高まっています。

 日本でも、物価上昇が顕著になってきているものの、これは経済成長によるインフレではありません。主に円安による原材料高や、原油高等のためです。

 インフレの質は違うといえども、緊密な関係にあるアメリカの利上げは、日本にも多大な影響を及ぼすことになるのは間違いないでしょう。

 

 これまでは、住宅ローンを組む人のうち、変動金利を選択する人が約9割に上っていましたが、それも再考する時期にきているのかもしれません。

 

 一方、新築マンションや中古物件、戸建て住宅等、マイホームに対する旺盛な需要は相変わらず続いています。

 不動産経済研究所が発表した2021年首都圏新築マンションの発売個数は、前年比22.5%増の3万3636戸でした。平均価格は2.9%上昇の6260万円と、バブル期を超えて過去最高を更新しています(日経新聞Web版、2022年1月25日)。

 コロナで住まいに関する新たな需要が喚起されたことに加えて、これまでマイホームを買うタイミングを待っていた人たちや、ダブついた資金の投資先として不動産市場に参入する人たちなど、住宅市場はまだしばらく、この活況が続くものと考えられます。

 

 では、これからマイホームを検討したい人は、一体どうすればいいのでしょうか。

 

 残念ながら、確実に「これが正しい」という選択肢はありません。

 そもそも住宅を購入する際の金利1つ取っても、ご本人の勤め先や勤続年数、家族構成などの条件によって変わります。

 同様に、「どの地域を検討しているのか?」「予算は?」「新築か?中古でもいいのか?」「マンションか?戸建てか?」等々、購入者の希望によって、どの物件を買うのが相応しいのかも変わってきます。

 

 冒頭でお話しした住宅ローン金利にしても、一概に「固定金利にすべき」とか「まだ変動金利でも大丈夫」といったことは言えません。

 

 おそらく今後はローン金利がじわじわと上がり、住宅ローン減税も縮小していくと予想される中で、ご本人の要望に沿いながら、現実的に物件を選んでいくには、専門家の助けが不可欠だということです。

 

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 ありがとうございました。