こんにちは。俣野成敏(またのなるとし)です。

 

 このメルマガでお話ししている副業とは、サラリーマンが余暇に行うお小遣い稼ぎのことではありません。以前からお伝えしているように、私がお勧めしている副業は、個人事業主の一択です。

 

 確かにダブルワークをすれば、一時的にせよ、お金が増えるのは事実です。けれども、会社に雇われているだけでは、自分の時間もお金もコントロールできる状態にはなりません。

 ですから、自分がもっとも競争力のある分野で副業を始め、ライバルが入ってこない状態にすることが大切です。そうすれば、完全に“一人勝ち”の状態になります。

 

 では、一体どのようにすれば、その領域に到達できるのでしょうか。それは、「あなたの顧客の中で、あなたが一番になる」ことです。

「顧客にとってのオンリーワンになる」ことであれば、個人事業主のほうが、むしろ有利でしょう。会社は、顧客の細かい要望にいちいち答えられないからです。

 

 こう聞いて、サラリーマンの方は、「ちょっと待ってください。顧客も何も、私には顧客がいません」と思うのではないでしょうか。

 サラリーマンの方が“顧客”と聞くと、会社の顧客のことを思い浮かべるのではないかと思います。確かに、その顧客はあくまでも会社の顧客であって、あなたの顧客ではありません。

 

 副業を始めるには、視点の切り替えが必要です。現在、あなたにとっての顧客が誰かというと、“会社”です。

 であれば、副業として現在お勤めの会社を自分の顧客にする、というのも1つの方法です。たとえば会社との間で、業務委託契約などを結びます。

 事例をお話ししましょう。

 

 以前、電機店に勤めていた知り合いは、趣味でカメラをつくっていました。知り合いは、社長に自分の商品を売り込み、お店に自分の商品を置かせてもらう契約をしました。知り合いは、メーカーの商品とともに、自分のカメラも来店客に売っていました。

 

 そのカメラは、メーカーではつくらないようなマニアックなモノでしたが、知り合いは直接、店頭で来店客と話ができるという強みを活かし、自分のカメラに興味を持ちそうなお客さんに商品を紹介し、売れたら売り上げの一部を会社に払っていました。

 ついには、お店の広告の一部に自分のカメラを載せてもらうといったこともしていましたが、売れれば会社の利益にもなるので、まさにWIN -WINの関係です。

 

 この事例は、実際に人間関係があったからこそ、できた副業でしょう。会社側も、知らない人の商品を勝手に並べることはできませんが、相手は自社の社員であり、その仕事ぶりも知っていました。

 来店客も、「このお店に並んでいる商品なら」ということで買っていたわけです。

 

 副業とは今、している仕事からちょっと発想を転換することで生まれます。まずは、ご自身の仕事を“棚卸し”することから始めてみてはいかがでしょうか。


 

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 ありがとうございました。