こんにちは。俣野成敏(またのなるとし)です。
なぜ、サラリーマンは仕事で大金を稼ぐのが難しいのでしょうか。
以前からお話ししているように、サラリーマンがお金を稼ぐ方法は、基本的には2つしかありません。それが、
1、長い時間働く
2、時間単価を高くする
の2つです。
たとえば“高給取り”というイメージのある、プロスポーツ選手、作家、画家等々は、どれも専門職です。彼らの高い技術にお客さんが付き、高額を支払ってくれているからこそ成り立ちます。
サラリーマンは、彼らに比べて時給が低いため、たくさんお金を稼ぎたければ、上の職位を目指すか、もしくは長時間働くしかありません。
どんな職業であれ、他人からお金をいただくためには、当然ながら、プロであることが求められます。ですから、どの職業であっても、必ず修行が必要となります。
実は、学校教育こそ“サラリーマン養成所”とも言える場所です。
「ルールに沿って行動する」「先生(上の人)の言うことを聞く」「与えられた問題を処理する」といったことは、すべてサラリーマンに必要とされるスキルです。
しかし、私たちはそれを修行とは意識せずに過ごしてきました。だから、「副業」や「投資」など、サラリーマン以外の仕事で稼ごうとする際、十分な修行をしないままに、いきなり稼ごうとしてしまう人が多いのです。
まず、事前知識として知っておいていただきたいのが、「副業=自営業者」「投資をする=投資家」は、それぞれサラリーマン(賃金労働)とは別の職業である、ということです。
通常、事業を行うには資金や資源などが必要です。自営業者は、そうした資本のリスクを負い、多くの場合、さらに労働のリスクも負っています。
投資家は、労働力を提供しない代わりに、資金を投じます。資本のリスクを負っているのが投資家です。
投資家の欠点は、自分で事業をコントロールできないことです。他人の事業に投資をしている都合上、失敗すれば資金を失う可能性が高く、難易度が高いのです。
一方、サラリーマンの場合、資源などは会社が事前に用意しています。資本のリスクを負うことなく、労働のリスクを負うだけでお金を稼げることが、サラリーマンの最大のメリットでもあります。
しかし、サラリーマンは一部の仕事を除いて固定給をもらっているため、大きく稼ぐことは難しいのが実情です。給料が売り上げに左右されないということは、それだけコストがかかっているからです。
では最初の問いに戻って、サラリーマンがもっとお金を稼げるようになるためには、どうすればいいのでしょうか。
比較的安全なのは、本業で固定給を得ながら、副業を始めることでしょう。本業で生活を安定させつつ、余暇を副業に充て、自分のビジネスを立ち上げることです。
最初は小さく始め、副業の収入が本業と入れ替わった時点でブーストをかければ、独立を視野に入れることも夢ではありません。
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ありがとうございました。