こんにちは。俣野成敏(またのなるとし)です。

 

 サラリーマンの方で「副業に興味がない」という人は、いまや少数派なのではないでしょうか。

 

 副業をしたい一番の理由は、やはりお金でしょう。実際、私のところに相談にくる人の中にも、「難しい説明はいいですから、何をすれば儲かるのかだけ教えてください」といってくる人がいます。

 時間のないサラリーマンが多いですから、そういう気持ちもわからなくはありません。けれど、ビジネスの要ともいえる部分を端折って副業を始めたツケは、たいてい高くつきます。

 

 手っ取り早く稼ごうとして失敗した事例に、マスクの買い占め(転売ヤー)などが思い浮かびます。新型コロナウイルスが流行り始めた当時は、使い捨てマスクが極度に不足し、マスクを求めて薬局巡りをする人も多くいました。

 

 このような有様でしたから、転売目的で買い占めた人は、さぞかし大金を稼いだのかというと、そうとばかりもいえません。国が転売禁止などの措置をとったことで、売るに売れなくなり、大勢の転売ヤーが大量の不良在庫を抱えるハメになったのは、記憶に新しいところです。

 生活必需品を買い占めたり、固定ファンを困らせたりするようなことをして、一時的に利益を得たとしても、そのようなビジネスが長続きするわけもありません。

 

 私が、自分の副業オンラインアカデミーで教えている「失敗しない副業の立ち上げ方」として、2WCH理論があります。それは、次のようなものです。

 

1、Why(なぜそれをするのか?)

2、What(何をビジネスにしたいのか?)

3、Can(できるかできないか?)

4、How(どうやったらできるのか?)

 

 この2WCH理論は、順番が大切です。1→2→3→4という順番に手をつけていかないと、なかなか上手くいきません。

 副業に失敗する典型例は、この2WCHを逆からやるパターンです。

 

《失敗例》

「副業って、どうやってやるんですか?(How)」→「自分にできるかな?(Can)」→上手くいかない→「これ、別に自分がやらなくてもいいよな?(What)」→「なんでこれをやっているんだっけ?(Why)」

 

 結局のところ、副業でお金を稼ぐ方法とは、基本的には「自分のスキルを売る(自分の本領を発揮する)」か「セールスをする(他人のスキルを売る)」かの、どちらかになるでしょう。

 

 ちなみに「スキルを売る」といっても、ものすごい技術である必要はありません。私たちが副業で顧客にする相手は、ほとんどが個人や零細企業です。

 個人や零細企業が求めるスキルとは、たとえば「伝票作成」「メール文作成」「税務補助」「名刺などのデザイン作成」「HPの作成や管理」「問い合わせ対応」「トレーナーやコンサルティング能力」などといったものです。

 こうした仕事は、そこまでスペシャリティがなくてもできるものばかりだということが見て取れると思います。

 

 実は、私が知っている有能なセールスマンの何人かは、「サラリーマン時代は技術職でした」「化学メーカーの研究員でした」という人たちです。どうして彼らは、その専門技術で事業を始めなかったのでしょうか。

 実は、彼らの高度な技術は、企業間取引や社内では必要とされても、商売として成立するには、ある程度の事業規模がないと難しいのが実情です。

 

 ここまでの説明で、「簡単にお金になりそうな副業は長続きしにくい」ということや、「自分の持つちょっとしたスキルのほうが、副業として成立しやすい」ということが、おわかりいただけたのではないでしょうか。

 もし、これをお読みの方の中で、「自分も本格的に副業を検討してみたい」という方がいらっしゃいましたら、先に説明した2WCHに向き合うところから始めてみていただければと思います。


 

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 ありがとうございました。


 

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