こんにちは。俣野成敏(またのなるとし)です。
最近、このような事例がありました。
ロンドン五輪 フェンシング銀メダリストがデリバリーのアルバイト
https://www.sankei.com/sports/news/200430/spo2004300020-n1.html
2012年に行われたロンドン五輪のフェンシングで銀メダルを獲得した三宅諒さんが、生活のためにウーバー・イーツに登録し、デリバリーのアルバイトを始めた、というニュースです。世界の大舞台でメダルまで獲った方が、1日5000円も稼げないという現状には胸が痛みます。
現在、コロナの影響でデリバリーに対する需要が増えているのは事実ですが、それ以上に配達員を希望する人が増えています。あまりの人気に、本来は無料の貸与カバンが間に合わず、一刻も早く始めたい人向けに、カバンがネットオークションで売られている(YAHOO!ニュース、2020年5月26日)始末です。
急激に増えた配達員希望者の大部分はサラリーマンです。
確かに、中には三宅さんのように、当座の生活費のために始めざるを得なかった人もいるでしょう。しかし多くは、会社から自宅待機などを言い渡されて不安になり、慌てて配達員を始めたものと想像されます。
お金を稼ぐために先行投資が必要とはいえ、本来は無料だったカバンを、ネットオークションで1万円以上を支払って手に入れ、後先考えずに「とりあえず始める」というようでは、あまりにも短絡的なのではないでしょうか。
何かを始める際には、戦略が必要です。基本的に「勝てる戦以外はやらない」に越したことはありません。
実際、始めた人はどのような状況なのでしょうか?
これは知り合いから聞いた話なのですが、知り合いの家の近くにマクドナルドがあり、そこでよくデリバリー配達員が、注文が入るのを待って時間を潰しているのだそうです。
結局のところ、デリバリーが入る時間というのはだいたい決まっており、しかもサラリーマンが配達できる時間というのもたいてい似通っています。待機の時間なども含めると、本当に割りのいい仕事なのかどうかは、大いに疑問です。
そもそも、サラリーマンをしている最大のメリットが何かと言うと、「収入が比較的安定していること(一部の仕事を除く)」です。収入が安定しているということは、急がなくてもいい、ということを意味します。
どうか、これをお読みのあなたには、自分の空いている時間を慌てて埋めないようにしていただきたいと思います。そうではなくて、ぜひ、その時間を使って「どんな副業をしようか?」と考えたり、副業を始めるための準備をしたり、といったことに使うようオススメする次第です。
もし、
「そんなことを言われても、何をどう考えればいいのか?」
「何から手を付ければいいのかわからない」…
とお考えの方がいるのであれば、以下の書籍がお役に立つかもしれません。
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この機会に、お手に取っていただければ幸いです。
ありがとうございました。
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