こんにちは。俣野成敏(またのなるとし)です。

 

 最近は、残業規制などによって、収入が頭打ちになっているサラリーマンの方が多いのではないかと思います。残業代がなくなって、収入の減った方の多くは、副業へと目を向け始めています。

 

 ところで、実は副業よりも、もっと簡単に、ほぼノーリスクで、収入を増やす方法があることをご存じでしょうか?

 それは「支出を見直す」こと。不要な支出をカットできれば、労働時間を増やすことなく、収入を増やすのと同じ効果を得ることが可能です。

 逆に、不要な支出を垂れ流したまま、副業を始めてしまうのは、危険でさえあります。支出のコントロールができない人は、収入増に応じて、不要な支出も増えていく傾向にあるからです。

 

「副業をしたい」と考えている人は、ただ単に副業をしたいわけではなく、必ずその先の目的があるはずです。たとえば「いずれ独立起業をしたい」「家族が安心して暮らせる資産を築きたい」「豊かな老後を過ごしたい」等々。

 いずれにせよ、お金から自由になるためには、ある程度のまとまった資産をつくる必要があります。

 そのためには「稼ぐよりも、まずは今、入ってくる収入をコントロールし、手残り(余剰金)を増やす」ことが先決であり、それでも足りないとなった段階で、初めて他の方法を検討すべきなのです。

 

 こう言うと、「いや、自分はムダなものなど買っていない」とか、「毎月、お金は余っているから大丈夫」などと言う人がいます。しかし、それではアバウト過ぎます。

 自分の収入を知らない人はほぼいませんが、支出を把握していない人は多く、たいていは、何にお金を使っているのかもわからないまま、「気づけばお金がなくなっている」というのが実情ではないでしょうか。

 

 試しに、どういう人がお金を貯められないのか、いくつか代表的な特徴を挙げてみましょう。たとえば、こんな感じです。

 

《お金が貯まらない人の特徴》

 

・予算管理もせず、家計簿も付けていない

・衝動買いが多い

・買い物は分割やリボ払いが基本

・「みんな持っている」という言葉に弱い

 

 予算組みもせず、家計簿も付けていない人は、家計を把握できず、散財しがちです。自分の財政状況がわかっていないため、「あれ、いいな」と思った時に歯止めがかからず、衝動買いに走りやすくなります。

 また買い物をする際に、クレジットカードで分割払いやリボルビング払いをよく利用する人は、高額な手数料を取られています。

 高額な手数料を気にしない人ほど、「みんな持っている」という言葉に弱く、聞いたが最後、買わずにはいられなくなります。判断の基準が、「自分にとって必要かどうか?」からズレてしまっているのです。

 

 次に、お金が貯まる人の代表的な特徴を書き出してみましょう。

 

《お金が貯まりやすい人の特徴》

 

・自分の収支を把握し、買うものに優先順位を付けている

・必要なもの以外は買わない

・モノに人生の充実を求めない

・成し遂げたい目標がある

 

 自分の家計状況を把握していれば、欲しいものが出てきても「今、買える状況かどうか?」がわかります。他にも欲しいものがあった場合、「どちらを優先すべきか?」と考えることで、衝動買いを抑えることができます。

 

 日本では、大量消費社会はとうに曲がり角を過ぎてします。しかし世の中は、相変わらず私たちに「たくさん消費をしろ」と迫ります。

 そうした誘惑を断ち切るためにも、現状を把握し、自分にとって必要なものとそうでないものとを、見分られる力を持つことが大切なのです。

 そうした力を養うのに、もしかしたら、下記の書籍がお役に立つかもしれません。ご興味のある方は、ご一読いただければ幸いです。


 

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 ありがとうございました。