「サラリーマンは仕事が選べない」は本当か? | 俣野成敏オフィシャルブログ「脱 サラリーマン思考」Powered by Ameba

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 こんにちは。俣野成敏(またのなるとし)です。

 

 今日は、以前、寄せられたQ&Aをあなたとシェアしたいと思います。いただいた質問は、以下の通りです。

 

Q、「私は、中小企業で研究職に従事している者です。本来は、開発が私の仕事ですが、人手が足りないため、結局、材料の発注や工場への指示出しなども、私がやらざるを得ない環境にあります。

 ところが先日、読んだビジネス書の中に『小規模事業者ほど、集中しないといけない』と書いてあり、非常に感銘を受けました。

 これからは、なるべく開発に集中しようと思いますが、どう言えば、上司が納得してくれるでしょうか?」

 

A、サラリーマンの方にとって、「時間がない」というのが、大きなネックになっているのは事実です。「派生業務が多過ぎる」「なかなか本来の業務に集中できない」…というお気持ちもわかります。

 とはいえ、その一方で、今の世の中は、流れ的に「会社が人員を増やして、規模を拡大させる」という方向になりにくいのが実情です。

 労働人口の減少によって、一時的に労働市場が売り手優勢にはなるものの、経済が徐々に縮小していく中にあって、いずれは多くの仕事がAIや自動化に置き換わっていくでしょう。

 

 だったら、「サラリーマンは、今の苦しい立場に甘んじるべきなのか?」というと、それも違います。少しだけ、発想を転換することによって、その答えが見えてくると思います。

 

 もともと、「小規模事業者ほど、集中しないといけない」というのは、事業に対してのアドバイスになります。

 逆に、大規模事業者というのは、「規模のパワー」が強みです。要は、人員も財力も豊富にあり、知名度も高いのが普通ですから、幅広い分野に進出したり、多くの系列会社を抱えていたりします。

 それに対して、小規模事業者は、資源にも限りがあり、大規模事業者に比べると、総じて認知度も低くなっています。

 ですから、「何かに特化する」というのが、小規模事業者の生き残り戦略であり、質問者が読まれたビジネス書も、このことを言っているのだと思います。

 

 続いて、小規模事業者にお勤めの方の生き残り戦略についてお話しします。

 確かに、中小企業の社員は、「いくつもの業務を掛け持ちしないといけない」という難しさがあるものの、反面、それが強みでもあります。

 どういうことかというと、「大変な環境下に適用しようと努力を続けているうちに、いつの間にか実力がついている場合が多い」ということです。

 世間には、「少数精鋭」という言葉があります。それは、「少数の精鋭を集めた」という意味ではありません。「少数で仕事を回しているうちに、精鋭になる」という意味なのです。

 

 そもそも、「今ある仕事の中から、どれか1つに集中する」といっても、仮にその仕事の中に、将来に続く選択肢がなかった場合はどうなるでしょうか。

 実は、「自分には良い仕事が来ない」と嘆く前に、まずは良い仕事が来るように、「選択肢を増やす」という作業をしなければなりません。「どれかに集中する」というのは、その後の話なのです。

 

 一般的に、「仕事は選べない」と言われているサラリーマンですが、実際は選べます。ただし、そのためには今、与えられている仕事で、会社の期待に応える必要があります。

「こんなにたくさん仕事があって大変だ」というのは、裏を返せば、それだけ上司は、あなたに期待しているということです。

 なぜなら、上司は会社から業務を滞りなく遂行する任務を負っているため、基本的に、できない仕事を部下に振ったりはしないからです。

 

 1つ1つの仕事が、チャンスにつながっていると思うと、今ある仕事が、まったく違ったものに見えて来るのではないでしょうか?


 

 ありがとうございました。


 

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