分散投資をしても、リスクは消えない?! | 俣野成敏オフィシャルブログ「脱 サラリーマン思考」Powered by Ameba

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こんにちは。俣野成敏(またのなるとし)です。

 

投資では、「リスクとリターンは釣り合っている」、とよく言われます。現在、投資を行っている方で、この言葉を知らない人はいないでしょう。けれども、実際にその言葉を行動に取り入れたり、戒めにしている人は少ないように思います。

 

確かに、リスクを取るのは容易なことではないでしょう。そこで、「どうせ取らなければならないリスクなら、分散してしまえばいいのではないか」、と考える方がいます。その考え方自体は正しいにしても、分散したからといって、リスクが雲散霧消したわけではありません。

 

ポイントとして、まずは「取るべきリスクを知る」、ということが大事です。自分が取れるリスクの範囲が分からないと、容易に利回り主義に陥ってしまいがちです。集中投資をすべきか、分散するかは、その次の話です。

 

そもそも、投資を行う際に「投資先がどのようなリスクを孕んでいるのか?」ということを、気にしない方が結構いらっしゃいます。投資のリスクに注意を払わない人の、ありがちな行動パターンとは、だいたい以下のようなものです。

 

【投資のリスクに注意を向けない人の3つの行動パターン】

 

1、パンフレットに書かれた内容や、他人から聞いた話を鵜呑みにしてしまう

2、つい、上昇している銘柄に相乗りしてしまう

3、自分ではリスク分散を行なっているつもりが、実は全然分散になっていない

 

どれも、よくあります。まず、1に関して「他人から又聞きした話が正しいとは限らない」、という前提を持つことが大切です。話した本人が信用できるかどうか、というよりは、思い込みや勘違いからくる間違いのほうが多いように思います。つまり、本人は「それが正しい」と思って話していたのに、実際は正しくなかった、というパターンです。

 

通常、パンフレットには、作成者にとって都合の悪いことは書かれていません。書かないことはウソにはなりませんが、こちらの質問にウソを答えれば、後で問題になる可能性があります。ですから、疑問点を質問することで、たいていは本当のことを話してくれるでしょう(相手が詐欺師でない場合を除く)。

 

2に関して、最近、騒ぎになったのが“サンバイオショック”です。これは、製薬会社でベンチャー企業・サンバイオ社の新薬治験を巡って、「治験成功」「失敗」の報道につられて、株価が乱高下した出来事です。

 

もともと、同社が上場している東証マザーズは新興企業向けの市場であり、素人が手を出していいようなものではありません。上がり相場に便乗するのではなく、自分の視点を持つようにしたいものです。

 

★詳しくはこちら

「サンバイオショックとは何だったのか?」

https://www.mag2.com/p/money/669873

 

3に関して、本人はリスク分散をしているつもりが、実際は危険極まりない状況になっている、というのは、しばしば見られます。現在、私は金融の専門家とともに、一般社団法人日本IFP協会公認マネースクールを共同開催しています。先日、私たちのところへ面談を受けにきた方で、「資産のほとんどを複数のベンチャー企業につぎ込んでいる」、という方がいらっしゃいました。

 

一見、全然関係ない銘柄同士のように見えても、実際は同じ市場や業界同士の銘柄が影響し合う、というのは、よくあることです。もし、分散を意識するのであれば、なるべく相関関係が少ないものに投資をすることが鉄則です。たとえば「株が下がっても、不動産は下がり方が少ない」、といったように。

 

大前提として、「たとえ上手く分散できたとしても、依然としてリスクは存在している」、という考え方を持つことが大切です。よって、リスクを避けようとするのではなく、「どうやって付き合っていくか?」と考えていくほうが建設的でしょう。くれぐれも、「リスクを取らずに、リターンだけを取ることはできない」ということを、忘れないようにしたいものです。


 

ありがとうございました。


 

★よろしければ、ご参考にどうぞ!

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