こんにちは。俣野成敏(またのなるとし)です。

 

最近のアメリカの利上げをキッカケに始まった世界的な株安の影響を受けて、日本でも株安が続いています。わずか1ヶ月ほど前の日経平均では2万4000円を回復し、このまま上昇するのでは、と期待されていた矢先のことでした。

 

「やはり、投資は難しい…」という声が、どこからともなく聞こえてきそうです。今は郵便局でも手軽に投資商品が買える時代になっているのに、それに反して「投資で得をした」という話を聞かないのは、なぜなのでしょうか?

 

かつて一般の方にとって、お金と言えば定期預金にするか、積立保険にしておくくらいが関の山でした。それが今では商品のラインナップも増え、「国債」「外貨預金」「投資信託」「株式」「不動産」といった従来の投資商品以外にも、「ETF(上場投資信託)」「JーREIT(不動産投資信託)」「FX」「仮想通貨」等々、さまざまな種類があります。

 

商品はたくさんあって、迷うくらいですが、結局のところ、人々が聞きたいことは1つなのだと思います。それは、「資産を増やすにはどうしたらいいのか?」ということではないでしょうか。残念ながら、世の中に「これさえすれば必ず資産が増える」という方法はありません。とはいえ、ある程度の成功法則があるのも確かです。

 

まず、投資を行う際には、良い商品と悪い商品を見分けられなければなりません。ここでは、投資初心者の方のために、もっとも簡単な見分け方をご紹介したいと思います。それは「基本的に、向こうからやってくる情報に良いものはない」ということです。

 

たとえば先日、私のマネーコミュニティで、「グラビアアイドルが水着で無料セミナーをする」というので、大騒ぎになっていました。グラビアアイドルが無料で水着になる理由は、人を集めたいからです。では、何を目的にそんなセミナーをやっているのかと言えば、「不動産を売りたいから」です。もともと不動産とはまったく関係のないアイドルをエサにして、話すのは「こんなにお得な不動産があります。購入しませんか?」ということなのです。

 

他に、不動産会社が営業電話をかけてくる、といったこともよくあります。向こうから、わざわざ電話代を払ってまで、見知らぬ人に電話で発信している情報がお得な内容なのであれば、それらの費用は一体どこから出ているのでしょうか?もちろん、商品を売ることによって、そこから得た利益が、彼らの儲けになっているのです。

 

確かに、本来は自分の目と足で獲得した情報が、もっとも信頼できるのは事実です。とはいえ、自ら世界中を隈なく見て回るわけにもいきません。そもそも、良い情報とは人を介してやってきます。ですから、大切なのは「これはホンモノかニセモノか?を見分けられる判断力=目利き力」のほうです。

 

だったら、その能力を養うにはどうしたらいいのかというと、「適切な情報料等を支払う」か、もしくは「自分で時間をかけて勉強をする」かの、どちらかしかありません。せっかくですから、ここまでお読みいただいたあなたへのお礼として、1つヒントを差し上げましょう。それは、「情報とは、比較をすることによって精度が上がる」ということです。

 

比較をする際は、なるべく遠いものと比較するのがオススメです。たとえば海外の銀行を利用する際に、「銀行なら信用できるから大丈夫」と安易に信じずに、日本の銀行と比較してみることです。比較をすればその違いが浮き彫りとなり、見えていなかったものが見えてきます。

 

比較力を身につけるには、自分が今まで知らなかったこと、初めて聞いたことに対して、必ず比較対象となるものを見つけて、どんどん経験知を積み重ねていくしかありません。そうした経験を積むことが、結局は目利き力を養う上で、一番の近道なのです。


 

※上記の内容は、現在、まぐまぐメルマガスタンドにて連載中の有料メルマガ「俣野成敏の『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」実践編』」の一部抜粋です。当メルマガは投資のことからビジネスに至るまで、読者の方がお金、時間、場所の自由を得るための情報をお届けしています。購読料は1ヶ月500円(税別)です。月に3回配信され、登録初月は無料でお読みいただけます。ご興味のある方は、ぜひこの機会にお試しください。

 

俣野成敏の『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」実践編』

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ありがとうございました。