こんにちは。俣野成敏です。
(2017年)8月1日、ビットコインが2つに分裂し、新たにビットコインキャッシュという仮想通貨が生まれました。これは、ビットコインの元々の設計が現在の規模にまで拡大することを想定していなかったためです。分裂は、最近の処理スピードの低下などといった問題に対処するために行われました。
これによる影響は限定的なものと見られており、ビットコインは5日に最高値を更新しています。
近年、仮想通貨に対する注目が集まるに連れて、投資熱も高まっているものの、仮想通貨がこのまま通貨として定着するのか、それともこれからさらに革新的なものが登場するのかは、まだ何とも言えません。
大ベストセラー『金持ち父さん貧乏父さん』の著者、ロバート・キヨサキ氏は、あるインタビューでこのように答えています。「ビットコイン自体には問題はないが、ビットコインを追いかけるのは“貧乏父さん”がやることだ」と。さらには「ビットコインに投資をしたければ勉強することだ」とも述べています。
実のところ、ビットコインに限らず、投資をする際には必ず勉強が必要になります。それは「リスクとは動くもの」だからです。
どういうことなのかをご説明しましょう。たとえば世界的大富豪にして、“投資の神様”と呼ばれるウォーレン・バフェット氏がいます。バフェット氏によれば、「お金をつくるルールは2つ」だということです。それは、
ルール1:損をするな
ルール2:ルール1を忘れるな
というものです。
確かにバフェット氏にとっては、この2つがもっともふさわしいリスクヘッジの方法でしょう。なぜなら、彼ほどのお金持ちであれば、増やすリスクよりも減らすリスクのほうが高いからです。この大金持ちの投資法を私たちが実践して、本当に効果があるのでしょうか?
もし、あなたが「自分はバフェット氏に比べれば、守るものをあまり持っていない」とお感じなのであれば、このまま損を恐れて行動しないままでいたとしたら、今後も資産を大幅に増やすのは難しいかもしれません。
要は「リスクとは取る人によって違う」ということです。ですから、私たちは「自分が取るべきリスクとは何なのか?」と考えなくてはいけません。リスクとリターンは、基本的に釣り合っています。一般的には、リターンが高いと言うことは、それだけ失敗する可能性も高いということになります。
たとえばあなたが、危険を承知で宝島を求めて旅に出ることになった場合、どのように行動するでしょうか?おそらく、先に身を守るための準備をするのではないかと思います。これと同じように、投資にも事前準備が必要です。投資で言う準備とは勉強のことを指しています。
仮に「投資をしたい」と思ったなら、先にマネーリテラシーを身につけることが大切です。マネーリテラシーとは、金融に関する知識や情報を正しく理解し、自らが主体的に判断できる能力のことを言います。これからの時代、経済的に自立し、自分らしい人生を送るためには、このマネーリテラシーが欠かせません。
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ありがとうございました。