こんにちは。俣野成敏です。

 

最近、すっかりお馴染みになった「副業」。しかし、問題はその内容です。「副業をやりたい」とお考えの方の中には、ひょっとしてメルカリやヤフオクなどのインターネットオークションで不用品を出品したり、時間給のアルバイトなどをしようと考えてはいませんでしょうか?確かにそれらも立派な副業になりますが、果たしてそこに採算性があるでしょうか?

 

これは私のセミナー受講生の方から聞いた話です。その方は人事異動で、ある日突然、東京の本社勤務から地方へと転勤になり、「50代の社員が数人だけ」という職場に配属されました。田舎なので環境は抜群によかったのですが、本社で毎日、忙しく働いていた生活とのあまりの落差に、戸惑いを隠せませんでした。

 

仕事自体も暇で、定時帰宅が余裕でできる生活を持て余し、その方は早朝のコンビニでアルバイトを始めました。単身赴任手当などは出ていましたが、残業代がまったくなくなったため、小遣いがその分、減らされてしまったからでした。

 

軽い気持ちで始めたアルバイトでしたが、やってみると予想外に覚えることも多く、田舎とはいえ、朝はとても客数が多く忙しい時間帯でした。時給以上に疲れを感じることが多くなり、本業にも支障が出ることを恐れたその方は、3か月ほどでそのアルバイトを辞めました。

 

副業は本業あってのものです。疲労困憊の状態で出勤しても、仕事の成果があげられるわけがありません。マニュアル仕事で貴重な労力をすり減らして小銭を稼いだところで、よりよい将来につながることはありません

 

インターネットオークションにしても同じこと。「不用品が売れれば儲けもの」と考えて出品しても、集客用のコピーを考えたり、落札後の梱包、発送などを考慮したら、本当に割に合っているのかを十分に考える必要があります。

 

私からのオススメは、副業を始めるのであれば、将来的なビジネスにつながるようなものを選ぶことです。あるいは、副業を通して本業のスキルアップにつながるものでも良いでしょう。

 

副業から起業した例ですと、私の知り合いの中には、料理教室を週末起業で始め、年収1000万円を稼げるようになって独立した方や、もともとファッションオタクだった方が、アパレルに勤めているだけでは満足できずに、スタイリストとして自分の固定客を獲得した上で、独立を果たした方などがいらっしゃいます。お二人とも、副業が本業の稼ぎを超えたのをメドに独立しています。

 

もし、あなたも副業を目指すのであれば、ぜひ「自分の価値を高める仕事とは何なのか?」と考え、お選びになることを意識していただければと思います。

 

 

ありがとうございました。

 

 

今日のお話はここから

『残業しないで給料が上がる人がやめた33のコト』

https://www.amazon.co.jp/dp/4046539828/winwinproject-22