こんにちは。俣野成敏です。

 

昨年(2016年)9月、住友生命保険がまとめた会社員の人脈作りに関するア

ンケートがあります。「大切な人脈は?」と尋ねたところ、「社内」が39%

ともっとも多く、「同じ趣味を持つ人」が18%、「会員制交流サイト(SN

S)などのみで通じている人」14.2%と続き、「社外の異業種の人」は11%

にとどまったということです。「まずは社内から」という考え方は堅実的でも

あるし、逆に「社外の人との交流の難しさ」を表しているとも言えそうです。

 

 

たとえば今、あなたの目の前にソフトバンクの孫社長がいたとしましょう。

もし、目の前にいる成功者に対して「近づきたい」「仲良くしたい」と思った

としたら、あなただったらどのようなアクションを取りますか?

 

(1)名刺交換をする

(2)気の利いた話をして、相手の印象に残ろうとする

(3)相手を褒めて、「仲良くなりたい」という意思表示をする

 

仮に、有力者に目をかけてもらうことを「相手の人脈になる」と定義します。

その場合、相手の人脈に入るために、「上記の(1)〜(3)のうちのいずれかの

アプローチを行う」と答えた方は、ひょっとすると、相手の人脈に入るのは難

しいかもしれません。

 

確かに、これらは社会人として必要な礼儀ではあるでしょう。しかし成功者の

周りには、常に「その成功にあやかりたい人」があふれています。ですから、

普通のことをやっているだけでは、まったく目立ちません。つまり成功者の前

にできている、名刺交換の列に並んだ時点で「人脈づくりはすでにつまずいて

いる」ということです。

 

成功者とは、忙しい人が大半です。その上、「相手と交流するかしないか」の

選択肢は、向こうが持っています。「成功者と交流する」とは、相手の時間を

使う行為に他なりません。「有力者を人脈にする」ということは、簡単に言っ

てしまうと「相手と一緒にいられる時間を持つ」という意味になります。

 

特に成功者は時間単価の高い方々ですから、本来であれば、特定の人と長くい

たいとは思いません。よって、成功者が「誰かの人脈になる」ということは、

自分の時間を減らす行為にあたり、本当はもっともやりたくないことです。で

すから「有力者を自分の人脈にする」というのは、「相手が嫌がることを認め

させる行為」だということになります。

 

ここでもし、「そんなの、自分にはムリだ・・・」と思った方。これくらいで

めげている場合ではありません。結局、仕事の成否とは、付き合う人で決まる

と言っても過言ではないくらいですから。

 

人脈と言っても、実際にはさまざまなレベルがあります。「家族並みに親しい

付き合いをしている人」「付かず離れずの距離を保っている人」「貸しを返さ

ないといけないと思っている人」等々。レベルとは、要はその人にとっての

「優先順位」に当たります。

 

 人脈のレベルを計るもっとも簡単な方法とは、相手に「どれだけ無理を言え

るか?」ということです。いざという時にムリを言える関係性と言ってもいい

でしょう。

 

「一緒にいる」と言っても、それは必ずしも対等な関係でなくても構いません

し、最初はそれは無理でしょう。たとえばダイエーの創業者・中内さんのかば

ん持ちだった恩地(おんじ)さんという方は、最初はただのぺーぺーでしかな

かったのが、中内さんの心をつかむことによって、ついにはお偉方(役員)で

さえ、恩地さんのところに創業者の意向を聞きにくるようになりました。

 

人脈づくりの法則とは、「ともにいる時間の長さ×濃さ=人脈」であり、そ

のための環境づくりを行うことです。たとえ対等な関係でなかったとしても、

「どうすればその環境がつくれるのか?」「その問いに対してどれくらいの答

えを用意できるのか?」というのが「人脈づくりのコツ」と言えるでしょう。

 

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ありがとうございました。