こんにちは。俣野成敏です。

あなたが外で働いているにせよ、家で働いているにせよ、必ず何かしらの
仕事をしていらっしゃることと思います。

仕事をしている人の中で、一生懸命とりくんでいない人というのは、まず
いないでしょう。なのに、なぜか思ったように結果が出ないということが
ありませんか?

結果が出なかったときは、がっかりしてモチベーションが下がるものですよ
ね。あなたは、そういうときはどうしていますか?


特に会社勤めをしていると、自分ひとりが失敗の反省をするだけでは済まな
いことが多く、大体は、上に失敗を報告しなければいけません。これがまた、
憂鬱になる原因のひとつなんですよね・・

これについては、ある方からとても面白い話を聞いたことがあります。その
方とは、『課長島耕作』シリーズでおなじみの弘兼憲史先生のことです。

以前、『プロフェッショナルサラリーマン 実践Q&A編』という書籍の企画
で、弘兼先生と対談をしたことがあります。先生は漫画家になる前の3年間、
松下電器でサラリーマンをしていたそうです。

『プロフェッショナルサラリーマン 実践Q&A編』
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新米サラリーマンだった当時、先生も何度か上司から叱責を受けたことが
あるそうですが、先生はどうやってその場をやり過ごしたと思いますか?
実は、自分の心の中で現場の実況中継をしていたというのです。

それは、どんな具合だったのかというと、「(心の中で)あ、△△部長がくる
ぞ!見るからに不機嫌そうだ。目が合った、さあ怒るぞ、きたきた・・・」と
いった調子です。

なぜ、この方法がとても有効だったのかというと、こうすることによって、
状況を「客観視」できるからです。人は、自分が当事者になってしまうと、
その場の雰囲気に飲まれてしまい、感情的になってしまいます。けれど、
ものごとを一歩離れて分析できれば、「自分」のことすら「第三者の立場」
から冷静に観察することができます。

僕のオススメの方法とは、何か新しい提案などをする際に、事前に「自分で
自分の案に突っ込みを入れておく」
ことです。先に周りの反応を予測して、
そのための答えをあらかじめ用意しておくのです。

そうすることによって、ある程度の心の準備ができますし、自分の案の弱点
に気づいて、より良い案が思い浮かぶかもしれません。それくらいやって
おけば、怒られてもしょげることはなくなりますし、逆に「△△部長も甘い
な」とすら思えるようになります。(笑)




人は、「失敗しないように」と思っても、必ず失敗するものです。ですから
コツは、それを「早めに、小さくやる」ことです。

たとえば投資をするときは、いきなりリスクの高い案件に大金を投じてしまう
のではなく、「いいな」と思ったものに、まずは小さくトライして、反応を確か
めてみるというようにです。

いつか自分が「他人にアドバイスをする立場になる」ときのことまで考えら
れたら、それはもう超一流です。それができるようになれば、1回1回の経験
が、とても大切なものに感じられてくるに違いありません。

あなたもぜひ、ご自分なりに「客観視できる方法」を探してみてはいかが
でしょうか?


ありがとうございました。


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