こんにちは。俣野成敏です。

サラリーマンの給料がなかなか増えない昨今。代わってにわかに注目を浴びて
いるのが投資です。

とはいえ今まで投資をしたことがない人は、多くの場合、周囲に聞ける相手も
おらず、投資会社に聞きたくても、どこへいったらいいのかわからず、迷うこと
はありませんか?


かれこれ投資歴が10年になろうという私ですが、積極的にはオススメできない
投資が3つあります。

1つ目は相場系デイトレード投資です。

デイトレードとは、市場がオープンしているときに、ずっと値動きを眺めて
「ここぞ」というタイミングで売買を行い、利ざやを稼ぐわけですが、「席を
外したときにビッグチャンスが訪れるかも」と思ったら、トイレに行くことも
できません。これは、かなり辛いですよね。


2番目は日本の不動産。

日本は、このままでいけば人口減少が続き、特に地方で空き家が増えて
います。東京ですら、オリンピックを過ぎたあたりから人口が頭打ちになると
いわれています。

このような状況で今、日本で価値ある不動産投資をするには、

(1)節税対策(対策に頭を悩ませるだけの年収がある人)
(2)レバレッジ(「物件+個人の担保」状況による)

・・・の2つを狙えるだけの条件を満たしている必要があります。


3番目のオススメできない投資とは、「誰もが知っている」投資です。

たとえば社員食堂で話題になるような投資は、すでに撤退すべき時期に
入っています。

投資をする上で、「いつ始めて」「いつ去るか?」というのは非常に大切な
考え方です。みんなが話題にするような情報は「もう古い」ということです。
 

さて。投資をする上で外せない大切な要素が2つあります。それは「トレンド」
と「タイミング」
です。

この2つが時流に乗っているかどうかで、その投資が成功するのかどうかが
大きく左右されます。

世の中に革新的な新商品が普及していく過程を明らかにした「イノベーター
理論」という説があります。

それによると、最初に新商品をとり入れる、イノベーターと呼ばれる人々
2.5%と、流行り始めで敏感に反応するアーリーアダプター13.5%の
計16%の人たちの間に広まった商品は、以後爆発的に拡散するという説
です。

これは、投資にも当てはまります。

たとえば私が始めた時計のアウトレット業が、まさにこのトレンドとタイ
ミングがピタリと一致した事業でした。

2000年7月に御殿場アウトレットができて、日本人の間にもアウトレットが
認知されるようになり、私が出店したのは2002年2月でした。

上記のイノベーター理論に基づいた正規分布曲線における導入期、成長期、
成熟期の長さは等しくなる傾向にあり、その切り替え時のシグナルさえつかめ
れば、ある程度、撤退すべき時期などが予測できます。

この理論をあてはめると、アウトレット事業が2014年には飽和するだろうと
予想されました。

私自身は2012年に独立して業界を去りましたが、結局、2014年以降、新規
開業したアウトレットは富山の北陸小矢部アウトレットだけです。

ちなみに、北陸小矢部アウトレットが2015年にオープンしたのは、北陸
新幹線という別の要因が加わったことによります。

すべての商品が単純にイノベーター理論通りに進むわけではなく、他にもたと
えば中国人の爆買いなど、別の要因が加われば、もちろん商品としては成長
を続けられます。けれど、アウトレット業界自体はすでに旬をすぎていると
いうことです。

投資もこれとまったく同じで、入り口でトレンドとタイミングにうまく乗れ
れば、成功は約束されたも同然になります。

つまり投資とは、情報の質でほぼ決まるということです。





投資とは確率論である以上、外れる可能性は排除できません。ですがそう
なった際の対処法を知っておけば、ダメージを最小限におさえられます。

守り方さえわかっていれば、いつでも攻めの体制に移ることが可能になるの
です。


ところで、私は現在、マネースクールを共催しています。もし、ご興味がある
方がいらっしゃいましたら、
ぜひ一度セミナーに足をお運びいただければ幸いです。


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ありがとうございました。