こんにちは。俣野成敏です。

このブログを読んでいる方の多くは、
小さな頃からすでに
身近にファーストフードやファミレスが
あったことと思います。

日本に
マクドナルドがやってきたのは1971年。

創業者は、藤田田さんという方です。

トイザらスなども
日本に輸入した伝説の起業家です。

この藤田さんに、当時高校生だった
ソフトバンクの孫正義さんが訪ねて行ったという
エピソードがあります。

最初は当然門前払いをされますが、
孫さんは諦めずに藤田さんを待ち続け、
ついに面会を許されました。

さて、あなたが孫さんの立場だったら、
藤田さんに何を聞きますか?


孫さんは
「これからアメリカに留学するにあたり
何を勉強したらいいでしょうか?」
ということを質問したそうです。

藤田さんの答えは、
「これからはコンピューターだよ」。

この助言に従い、孫さんはアメリカで
コンピューターを勉強し始めます。

やがて自動翻訳機を開発し、
それをシャープに1億円で売って、
そのお金で起業したのです。


ここで僕がお伝えしたかったのは、
「質問する」ことの重要性です。

孫さんは藤田さんに会いに行く前に、
必ず自分自身に
「これからは何を勉強するのが良いだろうか?」
と質問していたはずです。

質問し、その答えを見つけようとして
答えを知っている人を探した結果、
藤田さんなら知っているはずだと考えました。

自分への質問が、
孫さんの人生を変えたのです。



孫さんの例は、
人生が「自分への質問で決まる」
ことを物語っています。

どんな人でも必ず自分に対して日々、
質問していますが、ほとんどが無意識です。

たとえば家に帰るときに、
「どの道から帰ろうか?」と考える。
これも質問です。

こうした、自分に普段無意識に
している質問を、
良い質問に変えていくことです。

質問の仕方が上手くなれば、
行動が変わります。

質問の質が変われば、
選ぶものも変わる
からです。


ではどうしたら、
そうした質問ができるように
なるのでしょうか?

僕のオススメは、
本などを読んで心に響いた言葉があったら、
それを疑問形にしてみることです。

心に響く言葉とは、有名人の名言など
でもいいでしょう。

たとえば近世オランダの哲学者で
スピノザという人が、こういう言葉を
残しています。

「人が不可能と思うとき、
やりたくないと決めているのだ」

これを疑問形に直す一例としてはこうです。

「人が不可能だと思うのは、どんなときか?」

この質問に対する答えを、自分なりに
考えてみるのも良い勉強になります。


人は疑問を持つと、
自然にその答えを探そうとします。

自分の中で
その質問に対するセンサーが発動し、
自然に情報をキャッチできる
ようになります。

頭の中に常に良い質問を置いておけば、
それだけ質の良い情報を拾えるように
なるということです。


ありがとうございました。


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